>  >  > 障害者が演じる“激熱”カンフー映画がヤバい!

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――絶滅映像作品の収集に命を懸ける男・天野ミチヒロが、ツッコミどころ満載の封印映画をメッタ斬り!

【今回の映画 『ミラクル・カンフー 阿修羅』】

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画像は、『ミラクル・カンフー 阿修羅』/日活

 両腕のないカンフーが下半身不随のカンフーを背負って「合体」し、せむし男のカンフーを倒す……そんな作品が存在する。しかも日本で公開されている。だが、不謹慎な内容ととられたのか、短期間で打ち切りになってしまった。

 その香港映画『ミラクル・カンフー 阿修羅』(原題『THE CRIPPLED HEAVEN(障害者天国)』は、ジャッキー・チェンによる第2次カンフーブーム(第1次はもちろんブルース・リー)の最中、1981年に邦画作品の併映としてひっそりと公開された。
 体に障害がありながら、超人的な技を駆使してバッタバッタと悪を成敗する。『座頭市』『丹下左膳』『どろろ』、リンゴ・スターが悪役で出ているマカロニウエスタン『盲目ガンマン』、香港の『片腕ドラゴン』『片腕カンフー対空飛ぶギロチン』。それらの演者は目を閉じ、片腕を服の中に隠して演じた虚像だ。だが『ミラクル・カンフー』がそれらとは決定的に違うのは、主人公が実際の障害者という事だ。


■映画あらすじ

・両腕のないリー

 桂ざこば(落語家)と前田吟(『男はつらいよ』の博)を足して2で割ったようなリーという男が、痩せた佐山聡(初代タイガーマスクの正体だった格闘家)似のチャンに、組織の規則を破った見せしめとして刀で両腕を肩から斬り落とされる。両腕を失ったリーは誤って川に落ち、流れ着いた下流の農家で働きながら平穏な日々を送る。

・両足を溶かされたチャン

 その頃、リーの腕を切ったチャンは、組織のボス・リン(せむし男)から邪魔にされ、薬品によって両足を溶かされる。皮と肉が溶け、骨も縮小する両足。チャンは山に捨てられ、這いながらリーのいる村に迷い込む。チャンを見つけたリーは恨み骨髄「殺してやる!」と顔面を蹴り上げ、傷んだ足を踏みつける。するとハゲ老人が現れ、「お前ら障害者は1人じゃ何もできんが、2人で力を合わせれば1人前じゃ」なんて失礼千万に励まされ、リーの復讐は一時中断する。

 実は老人はカンフーの達人で、その日から激しい特訓が始まる。日々、成果を上げていく2人。リーは左肩にチョロッとわずかに残った小さな2本指で竹竿を器用にブン回し、足の指で小石や竿を挟んで高速で投げつける。そして2人は血の滲むような稽古に耐えていくうち連帯感を覚える。ある日、最初は2人掛かりでも敵わなかった老師を、見事な連携プレーで遂に負かす。2人にやられて笑みを浮かべる老師。やがてそれは3人の爆笑に変わる(ここ感動)。

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