>  >  > 実在するゴム人間「ラバーマン」

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『ギネスブック』と言えば1955年から毎年出版され、様々な世界一の記録が詰まった書籍として日本でも親しまれてきた(現在は『ギネス世界記録』に改称されている)。その中には「なぜこんな行為が?」と思うような珍妙な記録も存在しているのだが、今回は「Daily Mail(5月26日)」にて報じられているこちらの記録保持者についてお伝えしたい。


■どんな形も簡単に! 柔らかい究極の体!!

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真似したくても出来ません… 画像は「Chuyen la Viet Nam」より

 インドを構成する州の1つであるハリヤーナー州。その州第2の大都市と言われるパニパット(パーニーパットとも呼ばれる)で農業を営むラーメハー・ピューニアさん(35歳)には、ある特技がある。彼は人々から「ラバーマン(ゴム男)」と呼ばれ、それを誇りに思っているのだという。

 ではなぜゴム男なのか? ピューニアさんは何と、胸の前で両方の肩をピッタリとくっつける事が可能なのだ。現在、彼が保持している記録は両肩でCDディスクを挟んで割るという驚きの技で、ギネスにはその記録が掲載されている。両肩がくっつくだけでなく、左腕を首にぐるりと回し、左耳を掴むこともできるという。まさに、類稀なる柔軟さをもつ男なのである!

 そんなピューニアさんは2011年に、1分間で41枚のCDを両肩で割った事で初めて記録を樹立した。しかし、彼はこの結果に満足できず、日々の労働の合間に最長4時間の猛特訓を重ね、1分間で60枚のCDを割り、自らの記録を破り新記録を達成した。

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ピューニアさんの2011年当時の記録 画像は「Chuyen la Viet Nam」より

 だが驚いたことに、彼のこの柔軟さは幼少の頃からのものではないというのだ。まだ学生の頃に記録を作ってみようと練習を始めたことから徐々に進化し、今日のような特殊な体になったと彼は話しているそうだ。しかし、果たして我々が毎日訓練をする事でピューニアさんのような技を習得できるのだろうか?

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画像は「Chuyen la Viet Nam」より

■両肩でCDが割れる体の秘密とは?

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一見普通の男性ですが、すっごい技を持っているのです 画像は「Chuyen la Viet Nam」より

 ピューニアさんのパフォーマンスを見た人々からは、

「凄いなぁ。自分も挑戦したけど悲惨な結果に終わったよ」
「痛い! 痛すぎる!」
「どうしたらこんな体になれるんだ?」

 など、驚きと称賛がほとんどなのだが、その中にいくつか気になるコメントが見られた。

「彼は生まれつき鎖骨がないよね?」
「これってCCDじゃないの? 病気の一種だね」

 というものなのだが、ピューニアさんを報じるニュースにはそれらしき情報は一切見られなかった。しかし、確かに鎖骨があるなら、両肩がここまで完全にくっつく事は不可能ではないのか?

 コメントのひとつにも見られたCCDとは「鎖骨頭蓋骨異形成症(Cleidocranial dysplasia)」という名称であり、その多くの症例に見られるのが鎖骨の欠損により胸の前で両肩を寄せる事ができるという先天性、または新生突然変異の症状なのだという。極めて稀であり、現在は約20万人に1人の割合で発症していることがわかっている。もしもピューニアさんがCCDを持って生まれてきたのならば、元々の体質に加えて日々の訓練でさらに変化していったのではないだろうか。

 ピューニアさんが自らの体についてどこまで知っているのか定かではないが、彼は「ゴム男」と呼ばれ、世界記録を保持していることに対し、たいそう誇りをもっている。彼はインド各地でパフォーマンスをするだけではなく、海外にも出向き、人々の注目を集めている。長期に渡る訓練と、記録を残したいという情熱でギネス世界記録にまで登録された彼は、今日も世界中の人々に驚きと感動を与えている。
(文=清水ミロ)

動画は「Chuyen la Viet Nam」より

参考:「Daily Mail」、「Daily Bhaskar」、「Guinness Worldr Rcords」ほか

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