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TV Journal編集部

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ロンブー淳

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35点男の立ち回り術』(日経BP社)

 音楽業界が危機的状況にある。

 世界的にCDが売れない今、期待されていた「有料音楽配信」も、2014年には4.6%の伸びしかみせられなかった。CDはというとマイナス6%。音楽ソフト全体でもマイナスの伸び率だった。

「売上高が3000億円をきってしまったのは、30年近くなかったのでは?」と音楽業界関係者は頭を抱える。

 そんな状況もあってか、欧米ではスタンダードになっている定額制での音楽配信サービスが日本でも始まった。エイベックス・デジタルがサイバーエージェントと組んだ『AWA』や、エイベックス・デジタルとソニー・ミュージックエンタテインメントとユニバーサル ミュージックがLINEと組んだ『LINE MUSIC』が最たる例だ。

 このサービスにより、横這いの音楽配信を活性化させる狙いがあるのだろうが、反面、「CDがより売れなくなるのでは?」という懸念もある。そういった声に対し、ロンドンブーツ1号2号の田村淳は『ロンドンブーツ1号2号田村淳のNewsCLUB』(文化放送/6月30日放送)にて「僕は、2~3年前に『レコード会社なんか潰れてしまえ』って思ってたんで」と爆弾発言をした。

 淳は「潰れるだろうなって思ってたんですよ。でも、CDに固執して出し続けるじゃないですか。握手券をつけたり、特典をつけて」と音楽業界の構造を批判する。

 さらに、「レコード会社は利権まみれ」と、芸能界のタブーにも切り込む。淳は、そういったレコード会社には属さず、自分たちでCDを作れる時代なのだから、自分たちでライブ会場で販売することもできると力説する。そして、「そうすれば、間で(利益を)抜くヤツがひとりもいない」と続ける。

 だが、ことはそう簡単でもない。配信でもライブでも、やはりパブリシティの力は強い。新譜CDは1年で数千万枚リリースされているのだ。その中で選んでもらうためには、強力なプロモーションが必要になってくる。結果、資金力のあるレーベルが強くなっているのが、今の構図だ。

 淳のこの発言に対し、ネットでは、

「利権まみれは、音楽業界だけに限った話ではない」
「それなら吉本興業をやめれば?」
「言っていること自体は正論」

 など、芸能人としての淳自身の立場を棚に上げた発言に批判の声が上がる一方で、賛同者も多く見られた。

 たしかに、口コミ次第で大ブレイクすることも可能な時代。第2のゴールデンボンバーやAKB48も夢ではない。その一方で、多くの地下アイドルたちがブレイクできないでいるのが現実でもある。淳が描く航路図のようには、なかなかうまくいかないように思える。
(TV Journal編集部)

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