>  > 『デスノート』だけじゃない!! 原作改悪ドラマ3選!!

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※イメージ画像:日本テレビ『デスノート』公式サイト

 人気のあるドラマや映画のリメイクが度々行われている。そんなリメイク作品の中で、今話題となっている作品が、7月5日に日テレ系列で放送が始まったドラマ『デスノート』だ。

 これは2003年から2006年にかけて「週刊少年ジャンプ」(集英社)に連載された大場つぐみと小畑健による少年漫画が原作となっており、2006年には映画が2本、2008年にスピンオフ作品の映画が1本、実写化され公開されている。こちらの3本の映画には、主人公である夜神月(やがみ・らいと)を演じた藤原竜也、主人公のライバルであり、スピンオフ作品の主人公でもある“L”を演じた松山ケンイチ両名の演技が高く評価され、名作と呼ばれている。しかし、今回その映画のリメイク版ともいえるドラマに関しては、かなりの問題作と評されているようだ。

 批判されている理由は、原作から大幅に変更された人物設定だ。「死神が落とした名前を書いた人物を死に至らしめることができる『デスノート』。これを手に入れた月が、世界の犯罪者たちを大量に殺害。人々は犯罪者を葬る謎の存在をキラと呼び、恐れおののく者がいる一方、崇める者も出現するなど世界は混乱した。そして、キラの存在を察知した警察は、謎の名探偵Lに一連の事件の調査を依頼し、両者が対決する」という大まかな流れは(恐らくは)同じではあるものの、各人物のキャラ付けがかなり変わってしまっている。

 まず主人公である夜神月に関しては、原作では天才的な頭脳と正義感を持つ高校生という設定だったが、ドラマではアイドルの追っかけし、公務員試験の勉強をしている大学生に変更された。演じる窪田正孝も、原作の月のイメージとはかけ離れている。さらに、そのライバルであるLはお菓子好き好きで、様々な奇行を繰り返すミステリアスなキャラクターであったが、山崎賢人が演じるLはゼリー飲料が好きで尊大なナルシスト。

 これらの変更点に対し、ネット上では「原作を改悪しすぎ」「登場人物全般がひどい」など、批判が多く寄せられている。現在では、その批判がドラマ自体を超え、この作品のプロデューサーである女性のものと思われるTwitterアカウントにまで飛び火。ネット上にて叩かれ、アカウント削除に追い込まれるなどの事態も起こっており、まさに炎上状態となっているようだ。

 さて、そんな状態に陥った『デスノート』に限らず、多くの批判を集めたリメイクドラマが多数存在する。今回は、近年放送された中でも特に批判が集まったと言われる3つの作品を紹介してみたい。果たして、『デスノート』と何かしらの共通する部分はあるのだろうか。


■『花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス~2011』(フジテレビ)
 少女漫画『花ざかりの君たちへ』(白泉社)を原作とし、2007年に放映されたドラマのリメイクで、題名通り2011年に放送された。2007年度版では、主人公の芦屋瑞稀を堀北真希が演じ、小栗旬、生田斗真、水嶋ヒロなどのイケメンでキャストを固めた。しかし、本作では芦屋を当時AKB48に在籍していた前田敦子が演じたため、「堀北の方がよかった」「AKBのゴリ押しではないか」という批判を浴びた。2007年度版の平均視聴率が17%あったのに対し、本作は7%と低迷、打ち切り説も流れた。


■『GTO』(フジテレビ)
 少年漫画『GTO』(講談社)を原作とした1998年のドラマのリメイクで、2012年に第1シリーズ、2014年に第2シリーズに放送された。主人公の鬼塚英吉をEXILEのAKIRAが演じ、これは一部で、「98年版の反町隆史よりもAKIRAの方が原作の主人公である鬼塚英吉にイメージが近い」と一定の評価を得たものの「反町のイメージが強すぎる」「AKIRA自身の演技が微妙」などの理由で批判が殺到。さらに「元暴走族の破天荒な教師という設定自体がすでに時代にそぐわない」という声もあった。


■『金田一少年の事件簿N(neo)』(日本テレビ)
 こちらも少年漫画『金田一少年の事件簿』(講談社)を原作としたドラマで、1995年から何度かキャストを変えて制作されている。第1シリーズでは、主人公、金田一一を堂本剛、ヒロインの七瀬美雪をともさかりえが演じた。このペアの印象が強すぎたためか、この他シリーズに出演した山田涼介、川口春奈に違和感があるという意見が多く寄せられた。また2001年に制作されたシリーズでは松本潤と鈴木杏のペアが演じたが、同じような批判にあったという。


 こう見ると、漫画などの原作が付いている作品では、以前の作品のキャストが素晴らしかったがゆえに、その印象がついてしまい、新しい作品に違和感があり、批判が殺到する、というケースも多いようだ。先述したように、今回のデスノートの批判に関しては、原作と設定を大幅に変えたことが批判にもつながっているようだが、映画版の月とLを演じた、藤原竜也、松山ケンイチ両名の演技が評価されているからこそ、その裏返しとして批判が集まったという面も大きいのだろう。無論、リメイクされた作品の中でも、唐沢寿明の演技が高く評価された『白い巨塔』(フジテレビ系)など、名作とされる作品も少なくはない。『デスノート』は、上で紹介した作品のように批判を浴びたままとなってしまうのか。それとも名作へと変化を遂げるのか。今後の経過を注目したい。
(文=阿佐美UMA)

コメント

1:校正課2015年7月11日 13:06 | 返信

前:ドラマではアイドルの追っかけし
後:ドラマではアイドルの追っかけで

前:こう見ると
後:こうして見ると

前:今後の経過を注目したい。
後:今後の経過に注目したい。

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