>  > ヒッピーから学ぶ「奇跡のトレード文化」が素晴らしすぎる!

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サンタクララのショーは、デッドの聖地、サンフランシスコに近いので、やはり安心感があり、馴染める空気感があった。会場ではピースマークの飛行機雲や、ダブルレインボー(虹)も出現。

 以前、トカナでアメリカのサイケデリックロックバンド、グレイトフル・デッドが結成50周年を記念して、コンサートが行われるという記事を紹介した。

 シカゴの公演のチケットはWebサイトで発売されるや、わずか数十秒で完売。海外のインターネットオークションサイトでは、数万~数十万円という高値で取り引きされるほどのプレミアが付き、多くのファンたちがライブ会場へ足を運ぶのを断念せざるを得なかった。しかし、そんな中「トレードをすれば必ずタダで観ることができる」と言う日本人がいた。(詳しくは「7月に今世紀最後のヒッピーの大祭典! “グレイトフル・デッド”の魅力をデッドヘッズのSHIN氏に聞いた」参照)。

 さっそく、その言葉を信じて、彼とともに6月27~28日にサンフランシスコのLevi’s Stadiumで行われた追加公演に行くことに。ライブの模様と、ヒッピーの間で盛んに行われる「トレードの文化」について紹介する。

■ヒッピーだらけの街・ヘイトアシュベリー

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ヘイトアシュベリーにある、ジェリーガルシアの家(710号)にお参りに行くと、たくさんのデッドヘッズがお参りに来ていた。また、街には多くのヒッピーと出会うことができるが、仲良くならなければ写真を撮ることはできない。取材中、ヒッピーから「そのカメラをぶっ壊すぞ!」と凄まれたことも。
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ドロドロのデッドヘッズ達と。フランシスコザビエル似の男性(写真左)と、身長180㎝以上もあり裸足で、アクション映画に出てくる主人公の剣士のような男性(写真右)と写真撮影をしていると、突然、友達の女の子が走ってきて、I need miracle(チケットを下さい)のポーズをして写真に加わった。もちろん全員チケットを持っていない。

 サンフランシスコに到着した我々が、まず目指した先はヒッピーの聖地・ヘイトアシュベリー。この場所はサイケでヒッピーライクな古着ショップやお店が立ち並ぶほか、この街たらしめるドロドロのデッドヘッズ(※1)が生活しており、あたかも1960~70年代にトリップしたかのような気分になる。

(※1)ドロドロのデッドヘッズ=親がデッドヘッズで、物心がついた頃にはグレイトフル・デッドの歌も歌えますという、生まれながらにしてヒッピーとなった人々。金を持たず、服装はほぼ毎日同じというスタイルの生活を送っている。彼らのトレードマークともいえる独特の装いは、服のどこかが破れたら、その場所を誰かから貰ったパッチワークで目一杯のセンスが込められて補修される。そのため、新品で売られていたら数百ドルの値がつきそうな、アンティーク調のクールな仕上がりになるそうだ。

 この街でさまざまなデッドヘッズと交流したが、中でも、とりわけオーラをまとう女性に出会った。

「あれや! ああいうのがデッドヘッズや。あの幸せ過ぎる顔。胸を張って笑いながら歩いている、あの感じ。Like an Angelや!!」

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ジェリーキッズのシェイン。4ドルで交換した手作りのプロミスリングは、どんな高級品よりもセンスが良く、輝きを放っている。

 SHIN氏が興奮して言った。彼女こそ、デッドヘッズ達の中でもエンジェルとして選ばれた、ジェリーキッズ(※2)だというが、本当なのだろうか?

(※2)ジェリーキッズ=「この世にデッドマインドを伝えなさい」という使命をジェリーガルシアに与えられて生まれた人物のこと。
 
 彼女は自分で編んで作ったプロミスリングを売っていたので値段を尋ねると、「エニシング ユー ウォント(自分では値段を決められないから、すべてあなたの言う通りに)」と話す。その時の彼女は、目をトローンと垂らし、眩い光に包まれながら微笑んでいて、「今はあなたの言う通りに私はしましょう。値段を私が決める権利はありません」と繰り返す。この感じは、確かに天使かも……。

ヘイトアシュベリーで行われるトレードの一例 動画は「struck moon」より

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