>  > グレイトフル・デッド最後の公演——アメリカを狂乱させた3日間

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バッキンガム噴水の前で記念撮影。東海岸には洗練された、スマートなデッドヘッズが多かった。特にショーの前日に出会ったフロウ(写真右)は頭がキレ、そのカリスマ性で、みるみるうちに彼のもとにはクールなヒッピーたちが集まり出した。彼らと丸一日、公園やシカゴの街をハイになりながら、まるで70’s映画『HAIR』のように、街を練り歩いた

 7月3~5日、シカゴのSoldier Fieldで行われたグレイトフル・デッドの結成50周年コンサート。シカゴの街は最後となるデッドショーを観るためにやってきたデッドヘッズが大集結し、どのホテルもヒッピーで超満員だった!

 この模様は、アメリカ中のテレビや新聞などでは大々的に取り上げられ、アメリカ中がグレイトフル・デッドの話題で持ち切りとなった。なぜ、人々はそれほどまでグレイトフル・デッドに熱狂するのか? 今世紀、最後となるヒッピーの祭典を取材してきた!

前編はこちら http://tocana.jp/2015/07/post_6914.html


■チケットの入手はグレイトフル・デッドの歴史で1番の難しさ!

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サンタクララのショーと比べ、シカゴショーのチケットをゲットすることは遥かに難しく、会場に入れない人々も多かった

 グレイトフル・デッド最後の公演となる会場のSoldier Fieldは、95年、ジェリー・ガルシアが生前最後にライブを行った場所だ。今回は、バンドメンバーからの強い希望があり、ラストライブを行うと決められた。およそ7万人を集客する巨大なスタジアムの周りは、公演前日になると、デッドヘッズやヒッピーたちが集まり始め、人差し指を立て、ミラクルチケットを待ち望む者が続出した。

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2人分のミラクルチケットを入手した瞬間! しかも、ボブ・マーリー風の長身男・フロウが最高に美味いシカゴピザと、黒ビールを奢ってくれた。「一緒に入れる!」最高の気分だった

 日本からノーチケットでやってきた我々もチケットを探し、さまよっていると、アンプを背負い、ギターをかき鳴らすヒッピーに出会った。彼はすでに3日分のチケットを入手したという強者。我々が入場できずに困っているのを見かねると、「仲間がチケットを譲ってくれるかもしれないので聞いてみよう」と言ってくれた。これはひょっとして……と思ったが、あいにく、チケットは余っていなかった。

 だが、彼は4日に行われる公演のチケットを定価の200ドルで1枚譲ると言い、もう1枚をプレゼントしてくれた。しかも、翌日には、彼の仲間が3日の公演のチケットをタダでくれたのだ。奇跡が起こった瞬間だった。

デッドヘッズのフロウとそのファミリーたち。 動画は「YouTube」より

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