>  >  > 「観客が恐怖を持ち帰る」清水崇監督インタビュー

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清水崇

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  03年公開映画『呪怨』、04年ハリウッドリメイク版映画『THE JUON/呪怨』など、日本のみならず世界中を震撼させている清水崇監督。

 そんな清水監督が放つ、ハリウッド進出第3作目となる映画『7500』は、飛行機の中という逃げ場のない場所で恐怖に襲われる人々の群像劇を描いたパニックホラーだ。映画の見どころと制作秘話をうかがった!

――映画『7500』をハリウッドで撮影することになった、経緯について教えてください。

清水 以前、『THE JUON/呪怨』をハリウッドで製作したのですが、その時のプロデューサーと久々に会った時に、飛行機が舞台のパニック映画を撮らないかという話をされたんです。

 まだ、映画の規模や物語など、何も決められていない状況でしたが、かねてから、主役が一人ではなく、見ず知らずのキャラクター同士が次々と絡んでくるような、群像劇を撮りたいという願望が自分の中にあった。

 その相乗効果や群集心理によって巻き起こる密室劇を飛行機で撮影すれば面白いのでは? ということで、話がまとまりました。

――映画の見所を教えてください。

清水 それは観客に委ねたいと思います。群像劇という性質上、どのキャラクターに感情移入するかは個々によって異なりますし、恐怖を感じるシーンも異なると思うんです。

 それと、この映画では、僕がホラー映画を撮る時に、いつも心掛けている「お客さんが持ち帰れる恐怖」という要素をふんだんに散りばめているので、飛行機内の狭いトイレに入った時に感じる怖さや、隣の人が急に発作を起こして亡くなるんじゃないか? という怖さも人によって受け取り方が違うと思います。

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© 2014 CBS Films Inc. All Rights Reserved

――飛行機の中で亡くなった男性の遺体を、スチュワーデスが誰もいない座席に運ぶシーンはとても印象的でした。

清水 脚本家と僕が調べたところ、フライト中に乗客が亡くなっているという事実がありました。しかも、世界中でそのような事態が起きており、中には未解決のまま捜査が打ち切られたり、乗客が亡くなったことが伏せられているケースもあったんです。

 ある事件では、フライト中に機内で乗客の一人が亡くなると、その方の遺体をファーストクラスに運び、その付近にいたお客さんを別の席に移動させました。しかし、その後、飛行機が音信不通となると、政府はこの機体がどこに墜落したかを公表せず、そのまま謎に包まれた墜落事件として闇に葬り去られてしまいました。このような話は、都市伝説的な一面もありますが、そのような案件を幾つも調べました。

※次ページ、監督が語る、実際にあった恐怖体験

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