>  >  > アパタニ族の“刻まれた”老女

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 アパタニ(Apatani)族は、中国との国境に近いインドのアルナチャール・プラデーシュ州に住む部族だ。アパタニ族の年取った女性は、顔に刺青と大きなノーズプラグ(鼻栓)をしており、非常にユニークな風貌で知られる。


■アパタニ族の女性がするノーズプラグ(鼻栓)

apatani1.JPG
画像は「Wikipedia」より

 かつてアパタニ族では女の子が初潮を迎えると、顔の刺青とノーズプラグが「大人の印」として顔に施された。このような変わった風習が始まったのは、その昔女性が他の部族の男に誘拐される事件が多かったからだということだ。そこで、ほかの部族の男の気を惹きつけないように、女性の顔をわざと醜くしたのが起源と言われている。しかし、女性が誘拐されることが無くなった1970年頃から、このノーズプラグと刺青の風習は次第に廃れた。現在、顔にこれらの装飾をしているのは年を取った女性だけだ。

「Tour Northeast India: Arunachal Pradesh - a visit to a Apatani Village」 動画は「YouTube」より

 この奇妙なノーズプラグは、籐や竹から作った炭で作られる。まず木を燃やして炭を作った後、その炭を硬く滑らかな板にこすり付け、表面のでこぼこを無くす。これはまた、ノーズプラグが皮膚を傷つけたり、雑菌が傷口から入って敗血症を引き起こさないようにする彼らの知恵でもある。このノーズプラグは顔を洗ったり、就寝中も外されることはなく、古くなってくると夫が木を山から切り出してきて新たに作るのだという。

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