>  > さんまが辞めるときこそテレビ再興のときである

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――芸能記者兼・テレビウォッチャー加藤が「なんかヘンだよ、この芸能人。このテレビ番組、ちょっとアレじゃない?」と感じた時に書くボヤキコラム

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※イメージ画像:『本人vol.11』太田出版

 10月6日に放送された『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)の3時間スペシャルにお笑いタレントのピスタチオが出演した。ピスタチオ・伊地知大樹が「一般の人から『好きなおそうざいは?』とか聞かれることがあって、いつも『(白目で)なんとかです』ってネタのように返しているんです」とエピソードを紹介すると、さんまが「好きなおそうざいは?」と突然の質問。不意を突かれた伊地知は「え?」と、うまくコメントができずにスタジオが凍りついていた。

『さんま御殿』ではよくこのようなシーンが見られる。7月28日放送の親子スペシャルでは、お笑いタレントのクマムシが出演。さんまの「どんな家庭なの?」という振りに、普段歌わない方の佐藤大樹が思わず「あったかいんだからぁ」と歌ってしまったため、さんまから「お前やないねん」と突っ込まれていた。この番組以外でもさんまの“笑いのパターン”に乗れず、うなだれてしまう若手芸人をよく見る。

 自分で書いといてなんだが、“さんまの笑いのパターン”って一体なんだろう。2012年12月4日放送の同番組で日本テレビアナウンサー・枡太一が、「お笑い芸人の方って天才だと思うんです。どういうロジックで笑いが出てくるのか。教科書ってあるんですかね?」と相談すると、さんまは、「笑いに教科書はないですからね。突き詰めれば“緊張の緩和”だけなんです、笑いなんて、緊張させて緩和さすだけなんです」と語っていた。ちなみに、ドイツの哲学者イマヌエル・カントや落語家・桂枝雀も同じようなことを言っている。

 どこまでも“笑いのパターン”を求めるさんまだが、全く違う世界観を持った同世代以上のタレントとぶつかると、味わい深い笑いが生まれることがある。10月12日放送のTBS60周年記念番組『TBSもさんまも60歳 伝説のドラマ&バラエティー全部見せます!夢共演も大連発SP』ではさんまと大竹しのぶが共演。さんまが一生懸命、当時の逸話を語っていると、大竹は、「すっごい声がうるさい」と一蹴した。さんまは鳩が豆鉄砲を食ったような表情を浮かべ、心地よい笑いに包まれていた。

 2012年のFNS27時間テレビでは、タモリ・ビートたけし・さんまのBIG3が久しぶりに共演した。今度は3人で27時間テレビをやろうという話題が展開すると、さんまは、「せえへんよ」と答えるもたけしは、「いいよ。やろうよ」と逆に乗っかる。さんまが、「やりませんよね」とタモリに振ると、「やらない」と即答。さんまは「今のは、『(タモリが)やる』って言って、『やるんかい』っていうパターンやろ!」と言及すると、タモリは「自分のお笑い以外は正しくないの?」と切り返し、大きな笑いを作り出した。

 どちらの例も“緊張の緩和”である。しかも、さんまが想定していたトークとは別の切り口から入ったコメントで笑いが起こっている。そして、“さんまの笑いのパターン”とは外れているため、予定調和に陥らずに済んでいる。

 以前、タモリはこんなことを言っていた

「鶴瓶やさんまは笑いを『取りに行こう』とする。それが当たり前になると、帯の番組はマンネリ化するんだ。だから一番山のところで叩く。そうすると何かを考えるだろ? それがマンネリの解消になるんだよ」

 多分、これが『笑っていいとも!』(フジテレビ系)が長年続いた秘訣なのだろう。予定調和はマンネリを生む。マンネリが増産されると視聴者から飽きられる。さんまの“笑いのパターン”はこのマンネリの危険性をはらんでおり、飽きられる可能性も高い。しかし、今の芸能界を鑑みると、視聴者から飽きられても、テレビ局はさんまを起用し続けるような気がする。

コメント

4:匿名2016年4月30日 13:47 | 返信

タモリとたけしを必要以上に持ち上げる
自称お笑い通の奴

3:匿名2016年4月 3日 00:54 | 返信

さんまは勘違いしてる。紳助と同類。タモリ、たけしと比べる価値なし

2:匿名2015年12月30日 08:32 | 返信

お笑い向上委員会は神。

1:匿名2015年11月13日 18:46 | 返信

飽きられてないからずっとテレビ出てんだよ
この筆者はバカ

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