>  >  > 2050年までに10億人を超える人々が失明する

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高夏五道

 2050年までに爆発的流行とも言えるスピードで近視の人々が増加し、重度の近視から引き起こされる失明患者が10億人に到達する危険性があるいう。これは最近、ブライエン・ホールデン・ビジョン研究所のリサーチによって明らかにされたもので、早急に対応策を講じる必要があると注意を喚起している。


■2050年、2人に1人が近視と診断される

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画像は、Thinkstockより

 研究者たちは、世界の人口の半分、推定人数で約50億人の人々が2050年までに、近視と診断されるような状況になり、約5分の1の人々が重度の近視、すなわち失明の危険性を含む病的な重度近視の状態になる恐れがあると推測している。このリサーチを踏まえて、今後の近視患者の増加を防ぐためにも、今すぐに積極的な眼科治療介入の必要性があると発表している。

 人間の眼球を単純にカメラに置き換えて考えてみると、レンズに相当する角膜と水晶体、フィルムやセンサーに相当する網膜の2つのパーツにわけられる。レンズに相当する水晶体が筋肉の働きによってその厚みが調整され、網膜に像を写し出して認識をするのが通常の目の働きであるが、なんらかの理由で水晶体の厚みの調整がうまくできなくなり、網膜より前に像を結んでしまうのが一般的な近視の状態である。

 カメラでいうところのピンボケともいえる私たち人間の近視は、簡単にコンタクトレンズや眼鏡などで屈折率を変えることによって矯正が可能な症状であり、あまり重度な疾患としての認識はないように思える。

 しかし、近視患者の人口は着実に増え続けており、リサーチの結果では、近視患者は特に東アジアで多くみられ、シンガポール、中国、台湾、香港、韓国の都市部の学校の卒業生においては80%から90%の生徒が近視であるとされる

 また、近視患者の増加は、東アジアだけではなく、アメリカ合衆国においても確認され、1970年代には人口の25%に過ぎなかった近視患者が、2004年の調査においては42%に跳ね上がっている。

 ブライエン・ホールデン・ビジョン研究所のCEOであるコヴィン・ナイドー教授は、今こそ政府や医療機関、教育機関が協力して子どもと大人両方の目を守る必要があると訴えている。


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