>  > 塗り絵ブーム到来か!

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 ここ数年、日本でも人気が高まってきている塗り絵本。塗り絵と聞くと幼い子供向けのようだが、最近注目されているのは大人向けのもの。当初はごく少数のファンがいる趣味のひとつであったが、今や世界中でベストセラーとなっているほどの規模である。


■医療現場で注目を集めるアートセラピーとは

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Medical Dail」の記事より

 デザインの緻密さや複雑さに加え、高いアート性もあり、大人だからこその指先の強弱や表現性も楽しめるとして完成品をSNSなどで公開する人も続出している。また、ただ単に楽しく時間を潰すためといった遊びの範疇を超えて、アンチストレスな“癒し効果”もあることが医療現場でも注目されているという。

 医療現場では様々なアートセラピー(芸術療法)が取り入れられており、その種類は絵画、造形、箱庭、コラージュ、写真、陶芸、音楽、ダンス等々多岐にわたる。例えばガンと向き合う人々などが辛く厳しい困難に直面しているときなど、感情を言葉で言い表すのが難しい場合にもアートセラピーは非常に効果的だという。

「受動的に続けられるガン治療に対し、創造的なプロセスに従事することができるためです」(音楽療法師/ブラット氏)

 またガンのみならずうつや認知症、神経症やPTSDなどさまざまな病気を抱える人々にも有効で、それらの人々は言葉でコミュニケーションを取ることが苦手な人も多いため、非言語的療法であるアートセラピーが治療手段のひとつになっているのだ。

 ただ一点考慮するとしたら、自分に芸術的才能がないと考えている人に対しては療法により『上手くやらねば!』と焦ることがストレスになってしまうため、逆効果になるケースがあるそうだ。その際に注目されているのが塗り絵セラピーで、能力の有無・程度は関係なしに創作を楽しめる点がよいという。集中力を養うのにも最適だそうで、実際にそわそわと落ち着きがない患者も塗り絵を始めると集中する場合があるようだ。

 一方で、塗り絵はアートセラピーにはなり得ないという異論を唱える専門家もいる。他の療法と異なり行動が消極的な点や、誰でもできる単純なだけの作業は本来の療法の趣旨ではなく、楽しむだけのものに過ぎないという意見だ。

 正式な療法か否かの議論は置いといて、心を落ち着かせるリラックス効果が高いことは認められており、瞑想に似た状態になるという塗り絵――。編み物などもそうだが、手先を無心になって動かしているうちに雑念をはらって没頭できる状態は心地よさを生み出すのだそうだ。作業中に不安なことやストレスから離れて、しばしトリップできるところが人気を呼ぶ秘訣だろうか。

 各国で「心の癒し」をテーマにバカ売れしているという大人の塗り絵。ストレス解消にいかがだろうか。
(Maria Rosa.S)

「Inside the adult coloring book craze」 動画は「Yahoo」より

参考:「Medical Daily」ほか

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