>  >  > 死に至る過程で脳は何を感じているのか

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高夏五道

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画像はThinkstockより

■襲われて殺されるまでの体験を解説したビデオ

 イギリスの「Daily Mail」紙のレポートによると、アメリカ化学会(American Chemical Society)が、斧を振り回す男に追いかけられて殺されるまでを、脳がどういった化学的プロセスを経ているかの解説ビデオを公開したという。

 この実験では、映画やテレビで、斧を振りまわす殺人鬼に追われているシーンを見ている時、私たちは画面を見ながらそのストーリーや演習効果に驚かされているだけではなく、実際の殺人鬼に自分が追われている時と同じような擬似体験的な脳の働きをしているという。つまり、レベルの違いはあるにせよ、恐怖という信号が引き起こす脳内物質の発生から処理までは、実際に殺人鬼に遭遇した場合と、同様に行われているということだ。

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画像は「YouTube」より


■切り殺されるまでの脳の働き

・脳が「恐怖」の信号を発信→覚醒モードへ

 恐怖は、「逃げる」や「戦う」といった次の行動を起こさせるための準備に入るためのきっかけの信号になる。

 そしてこの恐怖という信号は、物理的、心理的両方のストレスに対して非常に敏感に反応「室傍核」と呼ばれる部位でコントロールされいる。この恐怖の信号が中脳水道周囲灰白質と呼ばれる部位に届くと、反射的に反応を起こし、脳は瞬時に覚醒モードに入ることになる。副腎からアドレナリンが排出され、心拍数が上昇し、五感が研ぎ澄まされ、自分の生存を脅かす恐怖と立ち向かうために体内エネルギーへのアクセスを可能にしている状態になるわけである。

・脳が「恐怖」の信号を発信→フリーズする場合も

 逆に、恐怖によってフリーズしてしまうのは、脳が情報に圧倒されていまい処理が追いつかなくなり固まってしまうと考えられる一方で、捕食者から逃れるために自分を見つけられなくする目的で動きを止めるという行動の進化版であるとも考えられる。

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