>  >  > 前代未聞、サナダムシにガンをうつされた男

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 サナダムシの卵を飲み込み体内に寄生させ、ダイエットに成功したのは、20世紀の歌姫マリア・カラスだった。現代でも「究極の減量法」と目されるくらいだから、当時は相当センセーショナルだったのではと想像する。だが、彼女のように自己責任でサナダムシを飼うわけではなく、知らず知らずのうちに体内で育ったサナダムシからがん細胞を移され、死んでしまった男性もいるのだ。


■腫瘍の原因がサナダムシと判明!

 英紙「Daily Mail」(11月6日付)によると、2013年、コロンビアの第2の都市メデジンで、ある男性(41歳)が病院に担ぎ込まれた。発熱や咳、体重の減少が数か月続いており、また本人は2006年にHIV感染したことも明かしていた。

 CTスキャンの結果、A氏の肺、肝臓その他に腫瘍(がんの小結節)が見つかったため、生体検査に回したところ、がん細胞がヒトのものではないことがわかった。がん細胞には間違いないのだが、ヒトのそれより10分の1の大きさしかない。さらなる検査の結果、腫瘍のDNAは小型サナダムシ(dwarf tapeworm)だと判明! これは同種の寄生生物の中で、唯一完全に人体内で繁殖可能というクセモノだ。まったくありえない展開に、病院はアメリカ疾病予防管理センター(CDC)に緊急コンタクトを取った。

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サナダムシ(dwarf tapeworm) 画像は「Wikipedia」より

 担当した医師によれば、HIV感染により免疫不全に陥ったことで、本来であれば駆除できるはずのサナダムシのがん細胞が攻撃をまぬがれ生き延び、その結果として身体の至るところにがんが広がってしまったのではないかという見解だ。残念ながら、腫瘍の原因がサナダムシと判明した3日後に、この男性患者は死亡、寄生虫のがん細胞が原因で死に至る前代未聞のケースとなった。

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