>  >  > 【毒薬の手帳】青酸カリで本当に人が殺せるのか?
新連載【毒薬の手帳】~あなたの知らない毒のソコノトコロ~

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【ヘルドクター・クラレの毒薬の手帳 第1回、青酸カリ/後編】 

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画像は、Thinkstockより

前編はコチラ

■実は毒殺に向いてない青酸カリ

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画像は、アガサ・クリスティ「Wikipedia」より

 青酸カリは実は毒殺に向いていない。

 そんな馬鹿な、アガサ・クリスティのミステリー小説はもちろん、多くの推理サスペンスでも大活躍し、その上、実際にルイ14世の時代には青酸を使ったであろう毒殺事例が多数確認できます。それだけのバックボーンがありながら毒殺に向いていないとはどういうことなのでしょうか? 

 まず、青酸ガスは非常に致死性の高い猛毒ですが、反応性の高いガスでもあるので、しばらくすると空気中のアンモニアやその他有機物なんかと反応して毒性を失ってしまいます

 アガサ・クリスティのミステリーの中では、ラジオの中に封印された青酸ガスが、音楽のハイライトで共振して割れ、青酸ガスが部屋に充満して死ぬというトリックが出てきます。

 まず人を殺すくらいの分量は小さなアンプルに1気圧で封印できる程度の少量では無理で、青酸ガスの致死濃度である300ppm(部屋の空気に0.03%混合しなくてはいけない)に達するためには、仮に6畳くらいの部屋を想定しても十数グラムの液化ガスを封入しなくてはいけないことになり、ラジオの中に搭載するのは、相当な技術というか金がかかります(笑)。

 しかもとんでもない圧力がかかったアンプルがラジオの音楽の共鳴で割れ、それ以外では割れないようにしなければいけないんで、これは現代のテクノロジーをもってしても厳しいと言わざるを得ず、まさにフィクションと言わざるを得ないわけです。

 いや、だからこそフィクションなんですが(笑)

コメント

5:匿名2016年8月22日 09:29 | 返信

小説の感想記事じゃないからそんなもんどうでもいい。くだらん。

4:匿名2016年1月 5日 17:58 | 返信

うん、きっとそうなんだろうけど、ヘレンの顔は青酸とは一言も書いてないから…

3:匿名2015年12月12日 09:50 | 返信

じゃあ、「謎のクイン氏」の「ヘレンの顔」じゃん。
自分で答え言ってるしw

2:匿名2015年12月 7日 13:15 | 返信

アガサクリスティのトリックの話は、何ていうタイトルなんでしょう。
もし、「謎のクイン氏」の「ヘレンの顔」なら、ラジオからの声に共鳴したビーカーが割れて、載っていたガラス玉の中に入っていた「一度も使われたことのないガス」が放出されるという話だし、「死の猟犬」の「ラジオ」であれば、心理的恐怖を描いたもので青酸は使われていません。
アガサクリスティが好きでほとんど持っているのですが、そのようなトリックのお話を読んだことがないので、ちょっと興味が湧きましてコメントさせていただきました。

1:匿名2015年12月 7日 13:13 | 返信

アガサクリスティのトリックの話は、何ていうタイトルなんでしょう。
もし、「謎のクイン氏」の「ヘレンの顔」なら、ラジオからの声に共鳴したビーカーが割れて、載っていたガラス玉の中に入っていた「一度も使われたことのないガス」が放出されるという話だし、「死の猟犬」の「ラジオ」であれば、心理的恐怖を描いたもので青酸は使われていません。
アガサクリスティが好きでほとんど持っているのですが、そのようなトリックのお話を読んだことがないので、ちょっと興味が湧きましてコメントさせていただきました。

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