>  > 樹海近郊の「地図にない村」を訪れて

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 航空写真や地図を眺めていると、周囲の地形や構造物から推察して、明らかに「奇異」な印象を受けるスポットが存在している。今回、樹海の探索ついでに寄ることとなったこの集落も、一頃、「地図にない村」と呼ばれて話題となったエリアだ。

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 山梨県の富士山麓にあるこの集落は、正式には「山梨県南都留郡富士河口湖町精進」。近隣の人々からは通称「精進湖民宿村」と呼ばれる、れっきとした集落である。しかし、Googleマップがネット上で流行りだした頃、たまたまこの一帯の航空写真を見たユーザーによってその存在がネット上で紹介されるや、森林地帯に突如として現れる長方形の造成痕から生み出された奇異な印象のためか、瞬く間にそれは「地図にない村」として、大々的に紹介されるようになる。また、一時期、「国の秘密機関がある」「第二の杉沢村」などと実しやかに囁かれた時期もあった。だが、無論、そうした事実は存在しない。

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 国道139号線沿いにひょっこりと顔を出す「精進湖民宿村」の文字を横目に道をそれ、しばらく行くと、静かにその集落と思しき場所は姿を現す。実際、その中へと進むとわかることだが、この集落には富士山や精進湖を訪れる観光客を見込んだと思しき民宿が何軒も存在し、目を引く派手さこそないものの、それがある種の観光地であることが見てとれる。しかしながら筆者が訪れた際には、盛夏の観光シーズンであるにもかかわらず、辺りに人影はほとんどなく、集落全体が水を打ったようにしんと静まり返っていた。

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