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※画像:ADEのロゴを模したオブジェ

 オランダの首都アムステルダムでは、毎年10月中旬に『Amsterdam Dance Event』(通称:ADE)という音楽フェスティバルが開催されている。このフェスティバルの最大の特徴は、行政が主催して街全体をステージにしているという点だ。そのため、本来ならば音楽イベントでは使用することが困難な教会や大学などもステージとして使用でき、フェスティバル期間中は市内各所で、夜通しアーティストによるパフォーマンスが披露されている。

 そして今年はこのADEの一環として、「ドラッグテスト」というサービスが無料で提供された。これは昨年ADEの会場でドラッグ使用による死者が出たため取られた措置なのだが、その内容が、「オランダ国内で購入したドラッグを持ってきたら、医者がそのドラッグを何錠まで摂取して大丈夫かを診断してくれる」という日本では考えられない凄まじいシロモノだった。

 平日17時にアムステルダム市内の病院で、このサービスが開始されるというので行ってみたところ、すでに多くの少年少女たちが行列を作っていた。まだ10代ではないかと疑いたくなるような幼い顔つきをした“自称20歳”の人物たちに話を聞いてみたところ、「これまでにドラッグを経験したことがある」と口々に話す。しかし、「昨年の事故を受けて今年フェスでドラッグを摂取することに不安があったので検査に来た」ということだった。

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 彼らの多くが手にしていたのは、日本では押尾学が使用していたことで知られるようになったMDMAと呼ばれる合成麻薬の一種だ。彼らは受付から順に名前を呼ばれると、ベッドに横たわり、心電図などの医療器具を体につけた状態でドラッグを摂取。数値の変化を見た医者から「君は2錠までね」などドラッグの使用方法のアドバイスを受けていた

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 さて、ではなぜADEは、もっと言えば行政はドラッグの使用を取り締まるわけでもなく、積極的にこのようなサービスを提供しているのだろうか。

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