>  > 紅白歌合戦にメリットを感じないアーティスト続出中

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※イメージ画像:『紅白歌合戦の舞台裏 誰もが知りたい紅白の謎と歴史』(全音楽譜出版社)

 紅白歌合戦と言えば音楽業界にとって最大のイベントであり、日本国民にとっても1年を締めくくる年中行事だ。だからこそ、かつては紅白出場を目標に掲げる歌手も多かった。だが、今や出演を依頼される歌手の中には紅白出場にメリットを感じず、断るケースも多い。これは大物歌手ばかりではなく、若いアーティストの間でも同様だというが、果たしてその理由は何なのだろうか。

「最も大きい理由は収入面ですね。紅白はギャラが安いんですよ。以前までは、“1年の間に活躍した歌手が出られる”というステータスがあったからこそ、ギャラが安くても他の仕事よりも優先して出演するケースが多かったんです。しかし、今やその年に活躍していなくても事務所の力だけで出られる番組になってしまいました。そうなると、そのステータスもなくなってしまい、安いギャラで出るメリットを感じなくなっているのです」(テレビ局関係者)

 たしかに今年も、「なぜ、あの人が出ているのか」という声は多く聞かれたが、こうした大人の事情が世間にも浸透し、ステータスを下げているようだ。その結果、断るアーティストが増えているというが、収入面の事情とは具体的にどのようなものなのか。

「本来、歌手にとって年末年始は稼ぎ時なんです。紅白に呼ばれるレベルの歌手なら年末年始にライブを開けば余裕で満員です。しかし、紅白に出場してしまえばライブは、開催できないか、もしくは開催できてもかなり紅白に時間を取られてしまいます。民放の音楽番組なら本番当日だけの拘束で済みますが、紅白の場合はリハーサルや司会者との面談があり、3~4日程度拘束されることもあるんです。そこまで時間を割いても10万円程度のギャラですから、紅白出場で箔をつけたい演歌歌手を除けば、誰もメリットなんか感じませんよ」(テレビ局関係者)

 安いとは聞いていたが10万円程度とは驚きだ。この関係者によれば、ライブでグッズを売れば数千万円単位を売り上げるアーティストもいるため、本人にとってもレコード会社にとっても紅白出場は全くメリットがないという。まれに、福山雅治のようにライブ会場からの中継という条件付きで出場する歌手もいるが、ほとんどのアーティストはメリットのない紅白に全く興味を示していないようだ。

 また、2015年の紅白歌合戦ではももいろクローバーZの紅白卒業も話題になったが、ここにも同様の思惑があると、ある関係者が聞かせてくれた。

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