>  >  > 魔術道具“栄光の手”とは?

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 聞いたことがあるだろうか、“栄光の手(Hand of Glory)”を―― 。『ハリー・ポッターと秘密の部屋』(静山社)にも登場しているこのミイラのような手は主にイギリスやアイルランドで信じられていた魔術道具で、絞首刑に処された罪人の右手を用いて作られたロウソク台のことである。


■藁葺き小屋の壁の中から発見された“栄光の手”

mummifiedhand1.JPG
Express」より

“栄光の手”の詳しい作成方法は割愛するが、ロウソク台となる手は血を抜いて天日に干した後にロウに漬け込むというからなんともおどろおどろしくグロテスクである(ロウソクも同じく罪人の屍体を材料にして作り、芯には罪人の毛髪を用いる)。罪人の罪が深いほど、その魔力も強まるという。

 現存する栄光の手は1935年、英・ヨークシャー地方のキャッスルトンにあるわらぶき小屋の壁の中から発見された。発見者は石工兼アマチュア歴史家であったジョセフ・フォードという男性で、その歴史的価値に気づいた彼は安全に保存するために発見後すぐにウィットビー博物館に寄贈。

 不思議な魔力を持つとされるこの手は、門前で火を灯すとその家の中の人を一瞬にして熟睡(または全身麻痺状態)させるといわれ、泥棒の間で重宝されていたという。もし火がなかなかつかない場合は、その家の中には魔力の通じない人がいるので押し入らないほうがよいといわれていたらしい。また、降霊会のツールとしても200年以上にわたり用いられていたという。

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