>  > ルネサンスの巨匠ラファエロ・サンツィオ

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――エカキで作家・マンガ家、旅人でもある小暮満寿雄が世界のアートのコネタ・裏話をお届けする!

 今回は、前回のレオナルド・ダ・ヴィンチに続いて、ルネサンスの巨匠ラファエロ・サンツィオを取り上げてみよう。

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「牧場の聖母」

 こちらラファエロの「牧場の聖母」を見ていただきたい。このタイトルは通称で、正式名称は「ベルベデーレの聖母」だ。バックに描かれたゴシック様式の建物は、当時流行したフランドル(現在のベルギー&オランダ周辺)美術の影響だろうか。

 レオナルド・ダ・ヴィンチのような深みこそ足りないものの、音楽で言えばモーツァルトのような人を幸福にする美しさをたたえた作品だ。

 この37歳で夭折した天才は、周知のように同時代のレオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロと並ぶ、イタリア・ルネサンスを代表する芸術家だが、先輩の2人ほど強烈なキャラの持ち主ではなかったようだ。

■謎多き天才、ラファエロ

 ラファエロに関する資料に目を通すと、なかなか彼自身の顔が見えてくるものが少ないのにおどろかされる。さながら源氏物語において、光源氏のキャラクターが見えてこないことに似ているかもしれない。

 ことラファエロに関して言えば、世に出た当初からいきなり頂点を極め、そこから自分の世界をさらに広げていった人だった。25歳でヴァチカン宮殿の壁画や装飾を担当し、サン・ピエトロ寺院の建築家に任命され、さらには古代ローマ美術の保存管理の仕事まで任されたという……生前からレジェンドが出来上がっていた人だが、そのわりにこの画家の生涯を知るてがかりは少なく、意外に評価も人によってまちまちである。

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