>  > 絶対逆らえない、韓国の上下関係

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韓国

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イメージ画像(「Thinkstock」より)

【日刊サイゾーより】

 儒教の思想が今も色濃く残る韓国において、上下関係の厳しさは相当なものだ。先輩が後輩の面倒を見る、というと聞こえもいいが、行き過ぎた上下関係はさまざまな弊害も生んでいる。

 過去には、卒業式に後輩たちを無理やり裸にする“裸集会” (参照記事1)や、大学内での軍事行動(参照記事2)の強要など、社会的な問題にも発展している。そんな韓国で、より悪質な上下関係の強要が発覚した。

 12月中旬、韓国大田(テジョン)市内で、10代の青少年22人が徒党を組んで、多くの後輩を無理やり深夜アルバイトに派遣。そのバイト代を搾取するという、組織的な犯行が行われていた。

 主犯格である3人の青年は、無許可の職業案内所を運営するブローカーと手を組み、同格の仲間を増やしながら、後輩たちを強制的に現場に送り続けた。バイトを強要された中高校生は、わかっている限りでも80人にも及ぶという。

 さらにタチが悪いのは、被害に遭った学生の中には、自分より下の後輩をバイトさせて、先輩に一定の上納金を納めながら自らの利益を確保する者までいたこと。まるで悪質なネズミ講だ。

 韓国警察や労働庁は、事件の沈静化に努めるつもりだが、“上下関係”がネックとなり、被害者が名乗り出にくいため、完全な根絶は難しいとみている。また、20校以上の学校から被害者が出ていることから、全国的な流行も懸念されている。

 一方、上下関係の強要は、10代や学生だけの問題ではない。12月24日には、30人以上の後輩を脅して金品を奪い取っていた22歳のキム容疑者とほか2人が逮捕されている。

 キム容疑者は、同じ町内に住む後輩を工事現場に無理やり連れ込んで脅すと、新たに携帯電話を契約させて、後に転売するという行為を繰り返していた容疑がかけられている。

 携帯を転売された後輩たちは、料金支払いが滞れば、キム容疑者から報復を受けるかもしれないという恐怖心から、使っていない携帯代金を支払い続けていたというのだ。警察はキム容疑者たちの余罪を調べながら、携帯を買い取った業者への調査を開始している。

 先達として後輩を導くのが先輩の役割であり、長幼の序を尊ぶ文化は悪いことではないだろう。しかし、いくら良い文化も、誤った使い方をしてしまえば大問題だ。韓国では一度、正しい上下関係を見直す時期に来ているのかもしれない。

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