>  > 身体改造ジャーナリストが開催する『オキュパイ・スクール』の講義

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ブブカpresents『オキュパイ・スクール 2015秋バージョン』より

 都内某所地下にある大ホール。一見して大学の講義のようなものが行われているのだが、次から次へと教壇に上がる講師たちは、やけにイカツく、見た目はかなり異様だ。そして、また彼らの口から語られる講義の内容も、かなり異常なのである。

 全身を黒一色のタトゥーで覆ったミュージシャン、日本一のジャンキー作家、世界を旅して行く先々でアクシデントに見舞われながらもその経験を作品化するアーティスト、複数恋愛の新しい形であるポリアモリーを実践する女性活動家、さらに炎上アートを謳う悪ノリ集団がきちんとした悪ノリのラップ講座で教室を混乱の極みに突き落とす。

 だがしかし、生徒役の観客は落ち着いて講義に集中しており、中にはノートをとっているように見える“ガチ”の生徒も少なくはない。

 かつてほとんどの人が体験した教室の中という“日常”に詰め込まれているのは、そこで見ることのなかった類の“非日常”だった。

 筆者の頭によぎるのは、見るからに、聞くだに、“凶暴”な彼らが、なぜ教壇に立っているのだろうかという疑念だ――。

 この特異なイベント『オキュパイ・スクール』の主催者であり学長でもある、身体改造ジャーナリストケロッピー前田氏に話を聞いた。

■学長 ケロッピー前田氏(身体改造ジャーナリスト)

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※ケロッピー前田氏

――『オキュパイ・スクール』は今回で何回目ですか?

前田「4回目になります。第1回目は、昨年12月でした。そのあとは、春、夏、秋とやってきました。今回は文化の日ですね。春期、夏期講習と学校っぽい時期にやっています」

――元々、なぜ開催することになったんですか?

前田「月刊『BUBKA』(白夜書房)という雑誌で、『世界近未来通信』という連載をやっているんですけれど、その連載の10周年記念イベントとして、高田馬場の白夜書房さんのビルの地下にある白夜BSホールを使わせてもらえることになったんです」

“身体改造ジャーナリスト”という唯一無二の肩書きを名乗る前田氏の専門は“Body Modification(=身体改造)”。ボディピアスやタトゥーよりもリスクの伴う改造行為の総称である。わかりやすい例をあげれば、“スプリットタン(蛇舌)”や“インプラント(埋め込み)”、近年海外でも大きな話題となっている日本で発達した身体改造パフォーマンスの“ベーグル・ヘッド(額への生理食塩水の注入)”などの過激なボディアートのカルチャーを指す。

 前田氏は自身の連載『世界近未来通信』の中で、身体改造を始め、サイボーグ、人工知能、ハッカー、現代アート、マッドサイエンス、オカルトなど幅広いジャンルで、海外最先端カルチャーを紹介してきた日本アングラ界の巨人。ちなみに前田氏本人も頭部にツノ(トランスダーマル・インプラント)が入った改造人間だ。

 しかし、世にサブカル系トークイベントは数あれども、なぜ『オキュパイ・スクール』は学校の形をとっているのだろうか。

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