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 頂に雪を残すコーカサスの山々のふもとで、ヒトラー率いるドイツ軍の研究組織が暗躍していた!? 続々と発見される不思議な遺物とナチスドイツの関係性ついて、海外メディアが報じている。


■謎めいた3種類の遺物

 黒海からカスピ海へ、全長1200キロにわたり連なるコーカサス山脈は、ヨーロッパ最高峰エルブルス山を擁する雄大な地形である。その山脈の西端に位置するアディゲ共和国で、ある奇妙な遺物が発見された。

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アディゲ共和国の大自然 「Wikipedia」より

 その遺物というのは、古ぼけたブリーフケースと、年号の刻まれた指輪、見慣れない形をした2つの頭骨である。ブリーフケースと指輪についてはごく最近森の中で発見されたものであり、2つの頭骨については約2年前に山の洞窟で発見されたものだ。

 元は別々の場所で発見されたこれらの遺物であるが、今は地元の研究組織が一手に保管しているという。一見して、何の共通点も持たないように見える遺物がなぜ、まとめて保管される必要があるのか? その答えを探るためには、75年の歳月をさかのぼらなくてはならない。


■コーカサスに執着したドイツ軍

 第二次世界大戦の真っ最中である1941年――。電撃戦の成功によって、すでにヨーロッパからフランス・イギリス両軍を駆逐していたドイツ軍は、かねて結ばれていた不可侵条約を一方的に破棄し、ソ連への侵攻に踏み切った。

 侵攻後は破竹の勢いでモスクワに迫ったドイツ軍であったが、その途上で手中に収め、敗戦の直前まで支配権を争うこととなったのが、コーカサス山脈を含む黒海沿岸地域であった。

 手つかずの自然が多く残るコーカサスを支配下に置いたドイツ軍は、周囲の調査を精力的に行ったと研究者は指摘する。遺物が発見されたアディゲ共和国の領土についても、ドイツ軍の手によって同年に地図が製作されており、その精度と完全性には驚くばかりであるという。

 戦略上重要な工業地帯でもなければ、多くの作物を生産する穀倉地帯でもないこの地へ、ドイツ軍はなぜそこまで執着したのであろうか?(例外的に、カスピ海周辺の油田や鉱山は重要性が高かった)

 一説によれば、1917年から1923年まで続いたロシア内戦時に紛失したコサックの財宝“黄金のクバンラダ”を捜索していたともいわれるが、研究者の見解では、アディゲ共和国の領内に残されていた石積みの古代遺跡に加えて、キシンスキ(Kishinski)渓谷で高い自然放射能が観測される原因に興味をもった可能性があるという。そうして、実際に調査にあたっていたのは、SS――悪名高いナチス親衛隊のメンバーなのだ。

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