「日本とは何か、人間とは何か」現代オカルトを徹底検証
UFO、心霊、超能力…! 70年代~現代オカルトを徹底検証した決定版が発売される~ケロッピー前田インタビュー~
――いままでのオカルト本とは、ちょっと違う切り口なんですね?
前田「そうです。海外情報をネットで調べていくと、古代に宇宙人が地球に来ていたと主張し、『未来の記憶』などの著作で知られるエーリッヒ・フォン・デニケンは、各国語に翻訳された著作が累計で約6300万部も売れています。そのことだけでも海外のオカルトブームは、日本とはなかり違ったものであることがわかります。UMAの章では、ネッシーやツチノコといった定番ばかりでなく、ダイオウイカが古くは西洋でクラーケンと呼ばれた未確認生物であったことや、映画『ジョーズ』の根強い人気を背景に海外で信奉者が多い巨大人食いザメ、メガロドンについても書いています。心霊の章では、ロックとサタニズムについても触れました」
――かなり幅広い情報がオカルトと関連付けてまとめられていますね。
前田「本書の中でも、僕個人が大いにテンションが上がったところのひとつに四次元とピラミット・パワーがあります。四次元やピラミッド・パワーって、最近のオカルト記事ではあまり話題にされることがないように思います。でも、僕が中学生の頃には、シンセサイザーミュージックの冨田勲が『バミューダ・トライアングル』というアルバムを発表したり、講談社のブルーバックスの相対性理論や量子力学の解説本が人気になったりしていました。アインシュタインの物理の話とか、子供が背伸びして、一生懸命読んでいたわけです。最近は文系のオカルトが優勢ですが、僕は理系だったので、僕らの世代は理系でオカルトにハマった人も多かったんじゃないかと思います。70年代って、科学の可能性が本当に信じられていた時代で、21世紀になれば、普通に人間が宇宙に行けるようになるとみんなが思っていたんです。実際には全然そうならなかったけど、そういう時代背景の違いがあったからこそ、70年代オカルトが僕らの子供時代に強烈な印象を残すものになったと思うんです」
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