>  >  > 右足が千切れかかり大量出血の麻薬ディーラー

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画像は、Mark Rain Your Face on Drugs/from Flickr CC BY 2.0

 ブラジル・リオデジャネイロのスラム街、通称ファヴェーラでは、マフィアやギャング、そして麻薬カルテルが幅を利かせている。アメリカに次ぐ世界第2位の麻薬市場といわれるブラジル。コカインの一種である「クラック」が、麻薬ディーラーから1回分10レアル(約290円)ほどで買うことができる。

 今年8月に開催を控えるリオデジャネイロ五輪に向けて、スラム街の浄化に乗り出したブラジル当局は、リオにアメリカ麻薬取締局(DEA)特別チームの拠点を設置すると発表、麻薬犯罪撲滅に力を注いでいる。去年10月には、連邦警察が行った作戦により、国際的な麻薬取引に関与する26人を逮捕。今月20日に「LiveLeak」に公開された動画は、麻薬犯罪浄化を謳う警察と、麻薬ディーラーの追走劇を捉えたものだ。

 警察はバイクで逃げる麻薬ディーラーの青年を車で追いかけ、停止するよう警告するが、もちろんディーラーは言うことを聞かない。痺れを切らしたのか警察は、ディーラーの乗っているバイクに警察車両ごと追突し、バイクは転倒

 動画ではその後の様子が映し出されている。青年の右足は千切れかかり、大量の出血をしている。青年は無謀運転、公務執行妨害、麻薬密売の罪で逮捕されたが、右足の損傷が激しいため警察署には直行せず、病院で処置が行われたという。

 もちろん麻薬の密売は犯罪であることは言うまでもないが、ブラジル警察に対し、「暴力的かつ抑圧的な手段を用い、多くの人の基本的権利を損害している」と指摘する声があるのも事実だ。

 1993年には、警察官のグループがパトカーに投石されたことに腹を立て、ブラジルのストリートチルドレン達の簡易宿泊所だった教会で発砲事件を起こし、子どもたち8人の命を奪うという「カンデラリア教会虐殺事件」があった。また、その事件に居合わせた少年が成長し、警察やブラジル社会への不満からハイジャックを起こした「バス174」事件も発生している。

 長年経済が不安定だったブラジルだが、現在急成長を遂げ、南米で初めてのオリンピックが開催されるまでに。しかし貧富の差は激しく、スラム街浄化、麻薬犯罪撲滅は達成できていない。麻薬撲滅を掲げ、この動画のように力で抑えつけていると、また「バス174」のような負の連鎖を生みだしてしまうのではないだろうか。
(文=中川拓真)

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