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佐藤Kay

 アメリカの科学誌「Popular Science」の電子版は、残虐非道を繰り返すイスラム過激派組織「イスラム国」(IS)がいかにしてバイラルマーケティング(口コミマーケティング戦略)を駆使し、勢力を拡大していったかを伝えている。その驚くべきノウハウとは――。


■ISのバイラルマーケティング戦略に世界が騙されている

 2014年6月、ISがイラク北部の都市モースルを陥落した際、ただ単に市街へと突入していったわけではなかった。彼らはツイッターのハッシュタグを使い、“進捗状況”を逐次、世界へと発信していたのだ。ソーシャルメディアが戦争利用された典型といえよう。

 皮肉にも、このバイラルマーケティングは功を成した。数時間でISの蛮行はアラブ全土にとどろきわたり、人びとは恐怖に飲み込まれ、モースルを守っていたイラク軍さえ逃遁せざるを得なくなった。しかし、実際のISとイラク軍の割合は1対15だった。たかだか2,000人のISが150万人都市を制圧してしまったのだ。

terrorontwitter1.JPG
画像は「Wikipedia」より

 このように、バイラルマーケティングは、今や戦争では欠かせないツールとなっている。ISは、この戦略に精通することでほかのテロリストグループとの差別化を図り、アルカイダなどの古参ジハーディストに取って代わろうとしているのだ。ISの主要メンバーであるイラク戦争帰りのベテラン勢と、フェイスブック、ツイッター、インスタグラムで育ったミレニアル世代の若者がタッグを組んだことが、彼らをここまで情報戦の勝ち組にしているのだろう。

 さて、前置きが長くなった。バイラルマーケティングを使い、狡猾に台頭してきたISのこれまでのやり口をまとめて紹介しよう。

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