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ゾッキ本

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平田宏利

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食品廃棄物

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※イメージ画像:Thinkstockより

 飲食チェーン「CoCo壱番屋(ココイチ)」から廃棄されたカツが、スーパーで市販されていた問題は、流通の闇を浮き彫りにした。ココイチから処分を依頼された産廃業者が、カツを廃棄せず、複数の中間業者を経て、スーパーの棚にならんだのだ。

 コンビニの廃棄弁当などは、店主の裁量でアルバイトが持ち帰ることができるといった話はよく聞く。だが今回の廃棄カツの場合は、異物混入の可能性があるということでココイチ側が自主的に廃棄したものだった。それが、出回っていたため“食の安全”を脅かしかねない事態となっている。

 だが廃棄カツのような流通経路は、飲食業界だけでなく、出版業界にも存在する。

いわゆるゾッキ本といわれるものですね。古本屋などで、本の上部にB印が押されたものや、赤マジックのラインが入っているため判別がつきます。ほとんどが出版社の黙認のもとに流されたものです」(編集者)

 一部の出版社をのぞき、ほとんどの出版物は委託販売制度が取られている。出版社は書店に委託して本を販売してもらう。売れない本や雑誌は返品される。返品された出版物は比較的美品の場合は、自社の直販用のストックなどに回される。

 だが、もともと売れなかった本が返品されているのであり、今後売れる見込みが低い本も多い。そのため、ほとんどが断裁に回されるのが現状だ。断裁された出版物は再生紙の原料となる、というのが基本的な流れである。

断裁にも出版社がお金を払っているわけですから、それよりは二束三文でもお金になった方がいいと考えた結果、ゾッキ本となるわけです。これは暗黙の表の流通といえるでしょう。ですが、出版社が処分業者に依頼しても断裁がなされずに、そのまま流通させてしまう裏の流通もあります。処分業者が別の業者に依頼しても同様に横流しがある。さらに、普通にゴミに出してもどこかから拾われて売られることもありますね」(前出・同)

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