>  > 水銀、ガラス…シャブ漬けになる科学的理由

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【ヘルドクター・クラレのググっても出ない毒薬の手帳 第5回、覚せい剤/中編】  

前編→シャブ最大の問題点を徹底解説!


■覚せい剤=毒<クスリ

 前回、覚せい剤は毒と言うよりクスリ寄りという話がちらっと出ましたが、それはどういうことなのでしょうか?

 結論から言うと、覚せい剤は麻薬として所持や使用が原則禁止されていますが、医療では極めて限定的にですが使われるからです。大日本住友製薬では、今もヒロポンという商品名で生産されています。

 では一体どんな病気で使用されるのかというと、「ナルコレプシー、昏睡、嗜眠」などに適用が認められており、医師の判断で処方することが可能です。

 錠剤タイプと注射薬があり、錠剤のものの薬価は1錠295円。麻薬としての危険性より、有効性が上回る場合はクスリとして使うことも可能というわけです。

 このように、完全に毒物のように思えるものでも、使い方や場所によっては人間に好ましい作用を及ぼすことがあるのです。たとえば、「急性骨髄性白血病に、亜ヒ酸(砒素)」や「アンチエイジング向けのしわ消しに、ボツリヌス毒素(ボトックス)」なども、毒が転じて薬となる同様の例といえます。

 とはいえ、普通の人が不法に手に入れる麻薬たる覚醒剤は成分として見れば薬としての側面があるかもしれませんが、製剤たる製法が取られていないので薬たり得ず、麻薬と仮にも「薬」と呼ぶのも烏滸がましいモノだと言えます。

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