>  > ホームレスへの善意はご法度!?

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日刊サイゾー

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意識不明の重体状態が続く、被害者の林伯勛氏

【日刊サイゾーより】

 道に倒れている老人を助けた人が、逆に賠償請求されてしまうという例が相次いでいる中国で、再び「人助けリスク」を痛感させる事件が起きた。

 広東省珠海市でホームレスに洋服を差し出した男性が、感謝されるどころか逆に暴行を受けて意識不明の重体となっているのだ。

 台湾「中時電子報」によると、被害者は台湾出身の映像監督の林伯勛(リン・ボーシュン)氏。子どもに安全を呼びかける教育映画『宝貝、別害怕(ベイビー、怖がらないで)』製作のため、同地に滞在していたという。

 林氏は1月16日、寒空の下で半袖で凍えているホームレスの男を見て心が痛み、自分の着ていたコートを差し出した。ところが、この行為を侮辱と受け取ったのか、男は持っていた鋭利な刃物で林氏を襲撃。さらに、林氏の所持品を奪い取った。

 林氏は当初、意識がはっきりしており、自分で病院に駆け込み、4日後に退院したが、翌日に容体が急変。再び病院へ運ばれたときには意識不明となり、現在は植物状態で危険な状態が続いているという。

 また、高額な医療費も台湾のネット民を驚かせている。林氏の家族の話では、一日の医療費が1万8,000元(約33万円弱)に及んでいる。治療を始めてすでに数日が経過していることから、林氏の家計は困窮状態に陥っているという。

 中国のネット上では、林氏の回復を願うコメントが相次いだが、中には「中国でホームレスをしているやつは、趣味だったり仕事だったりする。本当のホームレスなんて、どこにもいない。仕事が終われば、普通の服に着替えるんだ」「善良な心を行動に移す必要はない」と、被害の発端となった林氏の行動を批判するような声もある。

 中国社会にはびこる人心荒廃のスパイラルは、まだまだ続きそうだ。
(文=牧野源)

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