>  > AIが意識を持つことで起こる衝撃の未来

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イメージ画像:「Thinkstock」より
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「サイエンスニュース・http://sciencenews.co.jp/)」

 今年1月にオープンしたウェブサイト「サイエンスニュース(http://sciencenews.co.jp/)」。「科学で世界をブリッジする」をコンセプトに、科学の世界とそうではない世界をつなぎ、科学の面白さをたくさんの人に伝えている。

 物理・数学・宇宙・化学・生物などの科学系のすべての分野をカバーし、難しい事柄でもより多くの人に伝えるためのわかりやすい、科学的知見に立った解説が注目を集めている。

 そんな「サイエンスニュース」で編集統括を務める、トカナでもお馴染みのサイエンスライター川口友万氏と、編集記者を務める山下祐司氏に、科学にまつわるあんなことやこんなことをインタビュー。(全8回予定)

 脳科学の回では、こころは科学で扱えないという話も出たが、今回はそのこころへのアプローチになりそうな、人工知能(AI)についての話を聞いた。


■こころを解明する鍵はAIか

――社会の根本である人間のこころについて、どうにか科学的なアプローチはできないものでしょうか。

山下祐司氏(以下、山下) 人間のこころを研究できるかといったら、おそらくそれは人工知能(AI)でアプローチではないでしょうか。

川口友万氏(以下、川口) 結局、AIはそういう目的をもっているものだもんね。人は人を作らないと、人がなんなのかわからない。極端な話で言えば、こころがわからないならこころを作ればいいんでしょう、という話でしょ、今やってるのは。

――AIはある意味脳の動きを作り出すという方向からの、こころへのアプローチということですか。

川口 そういう部分もあるってことね。もともと、AIは生物の振る舞いを研究するために、生物のような動きをするコードでできたアルゴリズムの塊を用意して……みたいなところから始まった研究なんで、生物とは相性がいいんですよ。だから、AIの分野では人間や生き物の仕組みをどうデジタル化するか、みたいな側面は確かにあります。

――AIはある意味、生物の動きを簡素化して、コンピュータ上に再現しているということなんですか?

山下 生物の「モデル化」をしているんです。例えば、AIの学習方法である「ディープラーニング」は、生物が持っているニューラルネットワーク(神経回路網)を真似て、数式で表せるようにしてるんですね。これをモデル化というのですが、これは(完全に生物再現するような)絶対解ではなく、あくまでも近似なんです。ただ、それでもアプローチとして特に問題があるわけではなくて、科学的には正当なやり方です。

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