>  >  > 中国の人間の遺伝子組み換えは大丈夫!?

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「サイエンスニュース・http://sciencenews.co.jp/)」

 今年1月にオープンしたウェブサイト「サイエンスニュース(http://sciencenews.co.jp/)」。「科学で世界をブリッジする」をコンセプトに、科学の世界とそうではない世界をつなぎ、科学の面白さをたくさんの人に伝えている。

 物理・数学・宇宙・化学・生物などの科学系のすべての分野をカバーし、難しい事柄でもより多くの人に伝えるためのわかりやすい、科学的知見に立った解説が注目を集めている。

 そんな「サイエンスニュース」で編集統括を務める、トカナでもお馴染みのサイエンスライター川口友万氏と、編集記者を務める山下祐司氏に、科学にまつわるあんなことやこんなことをインタビュー。(全8回予定)

 人類の未来や、生物とは何かというような話題に触れてきたこのインタビュー。今回は、人間の遺伝子についてのトピックを取り上げる。


■人間の遺伝子組み換えはすでに始まっていた

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画像は、Thinkstockより

――前回、コンピュータに対抗するために、人間もパワーアップしなきゃという話をしましたが、例えば現在、人為的に遺伝子を改造する研究が行われていたりしますか?

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CCR5のイメージ、画像は「Wikipedia」より引用

山下祐司氏(以下、山下) はい、実際に治療で行われているものがあります。エイズの患者の治療のためですね。HIVウィルスが細胞に侵入するときに「CCR5」という細胞表面にあるタンパク質を足がかりにするんですが、患者の血液から血球を集めて、このタンパク質の遺伝子を変えて、また戻す。すると、体内でHIVウィルスが増殖できないんですね、なぜなら細胞に進入して増えようにも足がかりがないので。こういうことがすでに始まってますね。

 あと、人為的な遺伝子組み換えの方法として最近話題になっているのは「クリスパー(CRISPR-Cas9)」という新しい技術。これは、いままでの遺伝子組み換えの効率を、劇的に向上させたんです。

 例えば、遺伝子の役割を推測する研究のために、マウスの遺伝子をひとつ壊し、どんな変化が出るのかを調べるとします。そのマウスを作るのに昔だったら1年とか、中身を解析するのにさらに1年かかってたんですけど、それが多分数カ月とか、もっと短くする技術なんです。これが、数年前から話題にはなってる。たぶんノーベル賞とります。

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