>  > 東京の複雑な交通網は脳の限界を超えてた!

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イメージ画像:「Thinkstock」より

 複雑な東京の地下鉄を利用して移動するとき、あなたはどうやってルートを調べるだろうか。一昔前なら路線図を見るのが当然であったが、現代では乗換案内をしてくれるアプリやウェブサービスが充実しているため、それを利用する人も多いだろう。機械に頼ってしまう味気なさもあるが、それが懸命な判断かもしれない。

 19日にオンライン科学誌「Science Advances」に掲載された論文によると、大都市の公共交通網の複雑さは、すでにわれわれの認識の限界を超えているのだという。


■脳の認識の限界は8ビット

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マンハッタンのバス路線図、画像は「MTA」より引用

 今回の研究では世界の15の大都市について、その公共交通機関の複雑さを分析し、人間が旅行をする際に処理できる情報量の限界を調べた。その結果、「8ビット」の情報量が人間の認識能力の一つの限界であると結論づけた。これ以上の複雑さを持った交通網は、人々を迷わせてしまうようだ。

 8ビット、つまり8回の2択、数字でいえば2の8乗である256までの範囲ということだ。利用する路線の数や乗り換えの回数が増えるに連れて、それを表すための情報量は大きくなっていく。では実際移動するときにはどれくらいが限界となる目安になるのだろうか。

 論文の執筆者であるオックスフォード大学のメイソン・ポーター教授(数学)によると、旅行者が初めて訪れた地でも、2回までの乗り換えなら比較的簡単に移動することができるという。しかし、それ以上になると複雑さが格段に高まり、ルートをたどるのが非常に難しくなるのだ。

 2点間を移動する手段を路線図で探索すると、いくつかのルートを比較検討することになるが、東京駅など、複数の交通手段を含み、たくさんの乗り換え地点があるようなところで単純な経路を探すことは困難なのだという。

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