>  >  > 人間の記憶が自由自在に!?

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 映画やテレビの世界で活躍する絶世の美男美女となぜか一夜を共にした記憶があったとしたら……。そしていつでもその時のことを詳細にいたるまでありありと思い出せるとすれば、それは確かに“一生の思い出”なのかもしれない。あるいは、時折思い出しては苛まれる忘れてしまいたい過去の記憶が、ある日を境にきれいさっぱり消えてなくなるとしたら、文字通り心が軽くなりそうだ。これらは非現実的なSFめいた願望ではあるが、人間の記憶が自由に操作できる日が来るのは今や時間の問題であると、イギリスの高名な3人の神経科学者が主張している――。


■記憶を“移植”することが可能になる

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Telegraph」より

 先日、“神経科学界のノーベル賞”とも言われるほど名誉のある「Brain Prize」に、イギリスの3人の神経科学者が合同で受賞したことが発表された。受賞者に名を連ねたティム・ブリス教授、グラハム・コリングリッジ教授、リチャード・モリス教授の3人は、脳の海馬部分のシナプスに起きる現象である長期増強 (long-term potentiation、LTP)に関する研究の優れた功績を讃えられることになったのだ。

 長期増強 (LTP) は学習と記憶に重要な役割を果たしているといわれ、特に長期記憶と深い関連があると見なされている。このLTPの研究は1960年代から行われているが、1973年にティム・ブリス教授と共同研究者のテリエ・レモ氏によって、そのメカニズムの詳細が最初に規定された。そしてこの時の研究をベースにしてコリングリッジ教授とモリス教授の研究を含め、人間の記憶の解明に迫るさまざまな試みが行なわれてきたのだ。

 英・ロンドンのフランシスクリック研究所で行なわれた記者発表において、研究の第一人者であり今年75歳のブリス教授は「人間の記憶を完全に理解し、その働きに習熟するまでもう時間の問題です」と豪語している。近い将来、人間の記憶を自由に操作することが可能になるというのだ。

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これが現実になるのか・・・

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