>  > 100年以上前に描かれた2000年代の未来予想図が奇々怪々!

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 ドラえもんで描かれた世界はまだもう少し先の話のようですが、いつの時代も未来を想像するのは人間のあくなき願望のあらわれなのでしょう。100年以上前にフランスの画家が知恵をふりしぼって西暦2000年の世界を想像して描いた絵が、部分的には的確に当っている一方、えらく頓珍漢なところもあって、そのチグハグ具合が最高にクールな作品となっている。

 中には、タイムトラベルして実際に見て描いたのではないかという作品も……!?


■117年前の未来予想図

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画像は「Twistedsifter」より

 この2000年を予想して描かれた絵は「En L’An 2000」と名付けられ、フランス人画家Jean-Marc Cote氏とその仲間数人によって製作された。

 作品はシガーボックスなど、紙製のカードに印刷され、初めて世に出たのは当時の最新技術を発表し産業革命の成果を披露するパリ万国博覧会の前年、1899年のことである。ちょうど人々の生活が急激に変化していく最中であった。その後1900年、1901年、1910年と計4回カードは発売されており、合計で87種類製作されたことがわかっている。

 今から117年前といえば明治32年。東京―大阪間で電話が開通した年でもあり、川端康成やアルフレッド・ヒッチコックの生まれた年でもある。日本は、ようやく農業中心の国から工業中心の国へとシフトしつつある時代だ。自動車はまだ実験的に投入されたぐらいで、人力車や路面電車が行き交っていた。鉄道も蒸気機関車、庶民の台所ではまだかまどが主役だった頃である。

 ちなみにこれらを収録した図説が1986年に発売されており、現在でも古書を探せば入手できるかもしれない。

■未来予想図

密輸の取り締まり

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画像は「Twistedsifter」より

 奇妙な黄色い翼の飛行機を操縦する密輸犯を追撃するのは軍人なのだろうか? 左下に「税関」の文字が見えるので、何か法に触れることをしでかしたのだろう。それにしてもこの軍人とおぼしき二人組の背中にあるプロペラは下手すると、その回転力で自分の体がねじれてしまいそうだ。

 税関も、今から見ると西部劇に出てきそうな代物で初っ端から突っ込みどころ満載である。一番気になるのは足についたヒレのようなもの。これで方向を変えられるのだろうか。

最新ファッションのテーラー

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画像は「Twistedsifter」より

 こちらに背を向けているのが客で、腰回りなどを図る計器に乗っているようだ。それにあわせ奥の棚から布を取り出し、チャップリンの映画に出てきそうなマシーンで自動的に服ができるということか。ちなみに、既製服の大量生産がはじまるのは1920年代のことである。

 オーダーメイドでなかなかリッチではないかと思うが、2000年当時こんなファッションを見た記憶はない。なかなかアバンギャルドなデザインだとは言えそうだ。しかし、ロボットが人間の仕事の大半を奪いかねない現代を予測しているように見えるのも確かだ。

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コメント

2:ピポタマ2017年2月11日 21:53 | 返信

 今、2120年の日常風景を想像したらどんな状況が描かれるんでしょうねぇ?
 こういう時に”悲観的な未来”しか描けないようだと実際の未来も悲壮な状況にしかならないと思うんですよねぇ・・・
 過去の作品を今に照らし合わせて笑い飛ばすのも良いですが、その当時の生活様式と想像される未来との生活水準のギャップを、今の世に置き換えて、そのスケールの想像が出来るのか?と言う視点でこういう”未来予想図”を読み解く事の方が、面白い楽しみ方だと思うんですけどねぇ・・・

1:匿名2016年6月 5日 16:46 | 返信

ほほほう

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