>  > 世紀の麻薬王エスコバルが世界7位の富豪になった理由とは?

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エスコバル/楽園の掟

 コカインの密売で世界7番目の富豪にまで上り詰め「麻薬王」と呼ばれた男が、『エスコバル/楽園の掟』として映画になった。その男、パブロ・エスコバルを演じるのは、アカデミー賞受賞男優のベニチオ・デル・トロ。3月12日から、ロードショー公開される。

 エスコバルは、麻薬の取り締まりに力を入れようとする法務大臣を暗殺。密売の邪魔になるなどの理由で殺された人々は1000人にも及び、「麻薬戦争」と言われる状況にコロンビアは陥っていた。

 映画は、事実を元にしたフィクション。日本人から見ると、あまりにぶっ飛んだ展開に、いったいどこまでが真実なのだろうと驚かされる。なにしろ、エスコバルは法務大臣を暗殺しながら、一方では軍や警察とつるんでいたのだ。

 コロンビアの危険地帯に赴き当時の状況を肌で知っている、ジャーナリストの伊高浩昭氏は語る。

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伊高氏

「コロンビアは、スペインの植民地から独立して約200年経ちましたけど、国の全域に中央政府の支配権が及んでないんです。だから、麻薬マフィアの群雄割拠があり、反政府ゲリラもいて、戦国時代みたいな状況がずっと続いていた。あるところでは当局がまともにやってるけど、別のところに行くと当局が買収されて麻薬屋と組んでたりする。軍隊も警察もそうです。そういう状況を利用してエスコバルは成功したんですね」

麻薬反対の論陣を張るジャーナリストも、エスコバルの標的にされた。

「ある女性記者などは捕まってレイプされましたが、それでも節を曲げずに頑張っていました。脅迫されて逃げたり、殺された記者もいました。そうとうに大変でしたよ」

伊高氏も危険な取材に赴いている。

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©2014 Chapter 2 – Orange Studio - Pathé Production – Norsean Plus S.L – Paradise Lost Film A.I.E – Nexus Factory - Umedia – Jouror Developpement

「真っ暗な夜の森林地帯を通っていくでしょ。そこは麻薬地帯であると同時にゲリラもいる。エメラルドを狙う盗人団、一般の山賊みたいなのまでいたりするんですよ。当時はゲリラが6つくらい、麻薬マフィアが大きいのが2つあった。どっかに遭遇したら、まずやられます。結局、取材証を申請して、軍隊や警察と一緒に行くんですよ。ただその軍隊や警察も買収されてる場合があるから油断はできない。一番いいのは、麻薬組織が軍隊や警察に制圧されてやられた後に行くのが、一番安全ですね。エスコバルがいかにすごい豪邸で暮らしていたかなんて、実際に見られますから」

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