>  >  > ニュートン秘伝「賢者の石」の作製法を発見!

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画像は「bonhams.com」より引用

 2月に重力波が検出されたというニュースが流れ、改めてアインシュタインの偉大さを認識した人も多いのではないだろうか。そのアインシュタイン以前の科学界の巨匠こそがニュートン(1643~1727)である。古典力学といえば「ニュートン力学」を指すことも多いことから、現代科学の根幹となる部分を構築してきた偉人であることは間違いない。

 しかし、そんな彼にはもう一つの顔があった。それが、錬金術士だ。現代科学につながる重大発見をいくつもしたニュートンであるが、実は錬金術にも熱心であった。そして今、彼が錬金術の研究に使用していた資料が再発見されたと、英紙「Daily Mail」が伝えている。


■錬金術を研究していた証となる写本が落札される

 今回再発見されたというテキストには、『米国人賢者の写本による、月と火星のアンチモンを使った「賢者の石」作成のための「賢者の水銀」の調合』というタイトルがつけられている。1936年に、この資料が競売にかけられたときにはコレクターに落札され、私蔵されていたが、今回再び競売にかけられたところ、米国の化学遺産財団が落札したということである。

 ラテン語で書かれたこのテキストはその名の通り、米国人錬金術研究者によって執筆された「賢者の水銀」の調合方法を、ニュートンが書き写したものである。もとの内容を執筆した米国人とは、「ボイルの法則」で知られるロバート・ボイル(1627~1691)に化学を教示した、ハーバード大学の化学者ジョージ・スターキー(1628~1665)だと考えられている。

 ニュートンがこのテキストを見ながら実際に「賢者の水銀」を作成したのかは不明だが、彼が化学実験を行う際にこのテキストを参考にしていた可能性は高いという。ケンブリッジ大学に保管されているニュートンの実験ノートに錬金術の記録を見ることはできないが、「彼ならやっていてもおかしくない」と、落札した化学遺産財団のチーフ・キュレーターを務めるジェイムズ・ヴォールケル氏は話す。

 テキストはただの書き写しではなく、そこにニュートン自身の別の実験結果も書き留められていた。ヴォールケル氏によれば、ニュートンは写本のテキストに書き込みをすることがよくあるそうで、今回も、鉛鉱物を使った実験手順がメモされており、これはニュートンの錬金術に関する理解内容を示しているものなのだという。

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