>  >  > リンチされ、当然のように燃やされる男

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※2頁目に衝撃的な動画を掲載しています。苦手な方は文章のみご覧ください。

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画像は、Jeff Head / CA-Valley-Fire-21 (from Flickr, CC BY 2.0)

 南アメリカ北部に位置する国・ベネズエラは、世界でもっとも治安の悪い国といわれている。そんなベネズエラで、通行人から盗みを働こうとした男がリンチにかけられた後、火をつけられるという事件が発生。その様子を収めた動画が今月6日に「LiveLeak」にアップされた。

 すでに男は暴行を受けた後のようで、地面に倒れこみ、頭を押さえている。周りには多の人がいるが、心配している様子は見られない。寝転んでいた男が起き上がると、頭はパックリと割れ、シャツには血がついていることから、激しい暴行を受けたことがわかる。その頭を映していると、男に液体がかけられ、赤い服を着た男が当たり前のように火をつける。周りの観衆は火がつけられた瞬間、一斉に距離を置き避難。そして男はもがくが、自力で火を消せるわけもなく、苦しそうな姿が映され続ける。火がつけられてから30秒ほどが経ち、ようやく通行人が服で鎮火。幸い男の命に別状はなかったようだ。

 ベネズエラにおいて、人間に火をつけるのは当たり前なのだろうか? 先月も、盗みを働こうとした男が、生きたまま火がつけられ焼死するという事件を伝えたばかりだ。火刑は非人道的な行為であり、公式な処刑方法として用いる国は存在しない。しかし、“私刑”として多く用いられている。

 8年前にベネズエラでは、少女とバス運転手を殺したとされる男が火あぶりの刑に処されるという事件も起こっている。恐ろしいのは、火あぶりの刑にするという判断だけでなく、携帯電話のカメラを構え、焼かれる男を撮影し続ける群衆にあるのかもしれない。集団心理なのか、火が大きくなると周りも盛り上がりを見せる。殺人を正当化するつもりは毛頭ないが、あまりに残酷な光景だ。

「世界でもっとも治安の悪い国」と前述したが、ベネズエラは“原油埋蔵量”も世界1位。そして、現在“インフレ率”も世界一だといわれている。輸出の大半を原油に頼ってきたため、原油価格の下落によって経済は衰退し、食料や医療品が不足するなど、経済危機に陥っているのだ。先月末には、デモに参加した学生が警察官2人をバスで轢き殺すという事件も発生したばかりだ。

 ベネズエラで日常的に起こる悲惨な事件。経済の悪化や不安が犯罪に繋がるのだろうが、群衆や個人の判断で“私刑”に処す行為に、正当性はまったく見出だせない。
(文=北原大悟)

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コメント

2:匿名2016年4月11日 01:15 | 返信

私刑は日本でも流行ってるね

1:匿名2016年4月10日 20:54 | 返信

レベル低すぎ

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