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熊本大地震後はじめて現地視察に訪れた安倍首相(YouTube「ANNnewsCH」より)


【本と雑誌のニュースサイトリテラより】

 安倍首相が被災地で避難生活を強いられているお年寄りに言い放った一言に、しばし呆然としてしまった。

「地震が続くから心配でしょうけど、しっかり応援してますから」

 本日4月23日、一連の熊本大地震のなか、安倍首相は初めて被災地を視察訪問。午前9時すぎに現地に到着した安倍首相は、まず被害の大きい熊本県益城町や南阿蘇村をヘリで上空から視察し、自衛隊や警察・消防などを回って「激励」したあと、ようやく被災地の避難所を訪問したのだが、そこで被災者にかけた言葉が、冒頭に挙げた「応援してますから」だった。

 九州地方で前例がないほどの大震災のなか、国が全身全霊をもって被災者の命や生活を守らねばならないのは言うまでもない。ところが、安倍首相の「応援していきますから」との言葉からにじみ出ているのは、完全に“他人事”のような響きだ。

 だが、安倍首相の被災地に対する“他人事”感覚は、ある意味これまでの安倍政権の震災対応の遅鈍さを考えれば、当たり前なのかもしれない。この人の頭の中にあるのは被災地の支援復興ではなく、自分の政権をどう磐石にするかだからだ。

 事実、今回の現地視察は、今月14日に最初の大きな地震発生から実に9日も経過してのこと。本サイトで既報のとおり、政府は当初、自衛隊も2000人の派遣しか行なわず、16日になってようやく増派を決定。さらに「官邸での地震対応に集中したい」などとして16日の視察を取りやめた一方で、週明けには国会でのTPP審議を強引に進めようとした。

 そして何より、安倍政権の「激甚災害指定」の遅さは異常の一言だった。熊本県では、15日の段階で蒲島郁夫県知事が「激甚災害の早期指定」を求めていたが、安倍首相はこれを一週間以上無視したあげく、今日になってやっと、週明け25日(月曜日)に激甚災害指定を閣議決定することを表明したのだ。

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