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※2頁目に衝撃的な動画を掲載しています。苦手な方は文章のみご覧ください。

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画像は、「YouTube」より

 世の中には、先天的な障害やストレスによって精神疾患を患ってしまう人が多くいる。現在はその存在も広く認知され、精神科や心療内科での投薬治療や、行動療法といった多くの治療法ができ、症状が改善する人も多いようだ。しかし、現在のように効果的な治療法が生まれるまでの精神疾患治療の歴史には、残酷で効果にも疑問を感じずにはいられないものがある。

 その悪名高い治療方法の1つが「ロボトミー手術」と言われるもので、これは、直接脳に対して外科治療を行うというもの。そのあまりに原始的で痛ましい施術の様子を収めた動画が公開されている。


■電気ショックで悶絶する患者

 白黒の古い映像では、脳の図を用いた体の機能についての説明が一通り終わると、手術室らしい部屋が映し出され、そこに移動式ベッドに寝かされた患者が運び込まれる。映像が古すぎて白い服を着た患者が男性か女性かはわからないが、ベッドから上半身を起こしたりキョロキョロしたりと落ち着きがない。女性看護師と男性医師によってベッドに押さえつけられた患者は、頭に黒いベルトのようなものを巻きつけられる。そして男性医師が、ベルトにコードのようなものを繋げ、手元の箱型の機器を操作すると、患者は苦悶の表情で体をブリッジするように反らせるのだった。恐らく電気を流されたのだろう。苦痛に顔を歪め、何度か体をのけぞらせた後、ぐったりとなり、気を失ってしまったことがわかる。


■眼窩から太い針を打ち込み、脳を切断する様子

 意識をなくした患者から医師が黒いベルトを外すと、今度は長さ30センチほどの太い金属製の針のようなものを取り出し、右目に押し当てる。グリグリと目に先端を押し付けたまま、左右に針を動かし奥に差し込んでいく――と、10センチほど針が入ったところで手を止め、木製のハンマーのようなものを取り出すと、針のお尻の部分をコンコンと叩き始めたではないか。針はズンズンと目の奥に入っていく。針が半分ほど目の中に入り込んだところで、今度はそれを円を描くように動かしていく。まるで脳に達した針の先で頭の中をかき回しているようだ。

 右目が終わると、今度は左目も瞼をめくり上げ、先ほどと同じように目の中に針を入れていく。カメラの位置が移動し、目頭から針が入っていく様子がハッキリと見える。今度はハンマーは使わず、手で針を15センチほど入れると、上下に大きく動かした。脳の中を切断しているのだろうか、中がどうなっているかもわからないのに、終始迷いの無い、ダイナミックな動かし方をしていることに驚く。針が抜かれ、ガーゼが押し当てられたところで施術は終わったらしい。

 現在はもう行われていないロボトミー手術だが、西洋ではかつて精神障害者の治療として広く行われていたという。脳の中を見ることもできない状態で、それこそ手探りで前頭葉を切断するという乱暴な手術だった。医師がこの手術に期待したことは、精神病の治癒というよりも、個性の剥奪だったといわれている。前頭葉の切断で知性や感情を奪うことによって、精神疾患も消えると解釈されていたのだ。

 この手探りの乱暴な手術によって、廃人同然になった人も少なくない。このような非人道的な手術がなくなったことを幸運に思わずにはいられない。
(文=北原大悟)

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