>  >  > イースター島の不老不死成分「ラパマイシン」

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イメージ画像:「Thinkstock」より

 人類にとっての永遠の夢、その代表格はなんといっても「不老不死」だ。古今東西、少しでも老いを抑えて死を遅らせようとさまざまな試みが行われてきた。そして現代、トカナが日本のメディアとして初めて紹介した「NMN」をはじめとする数々の“老化防止薬”が最先端の研究によって生まれつつあるが、いま科学者たちが熱い眼差しを向けるのは「ラパマイシン」という化学成分だという。人類をまた一歩「不老不死」へと近づける(?)その驚異的パワーについてお伝えしよう。


■イースター島のモアイ像、その足元に……!

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画像は、「Wikipedia」より引用

 今月5日、海外ニュースメディア「FUSION」が報じたところによると、従来は臓器移植後の拒絶反応抑制などの目的で用いられてきた「ラパマイシン」という化学物質に、強力な寿命延長作用があることが次第に明らかになりつつあるという。

 この「ラパマイシン」、発見の経緯が実に神秘的だ。今を遡ること約半世紀前、1965年にイースター島の土壌を調査していたブラジルの研究者らが、モアイ像の陰でひっそりと生息する謎の放線菌を発見した。それらは未知の化合物を産生しており、イースター島のポリネシア語名である「ラパ・ヌイ」と「菌から生じる抗生物質」を示す“マイシン”を組み合わせて「ラパマイシン」と名づけられたのだ。

 このような経緯から“奇跡の化学成分”にたとえられる「ラパマイシン」だが、その寿命延長作用が初めて注目を浴びたのは、2009年に学術誌「Neuroscience」で発表されたある研究結果だった。なんと、ネズミに「ラパマイシン」を投与すると、オスでは9%、メスでは13%も寿命が延びることが判明。メカニズムには不明な点が多々あるものの、ほかの動物でも同じ効果が得られるか、さらなる検証が求められていた。そして今回、米シアトルのワシントン大学で、これを犬に投与する実験が行われたというわけだ。

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