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【科学ライターが検証するオカルト!! 】

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画像は、Wikipediaより


■空飛ぶ魔法の絨毯は実在した!?

 今から8年前、ある記事がきっかけとなり、「魔法の絨毯」は単なる架空のモノではなく、かつては実在したのではないかと代替科学の世界で話題となった。その反響は現在でも余韻を残しており、柔軟な思考を持った研究家たちはその可能性を否定していないようである。

 魔法の絨毯とは、読者もご存じのように、『千夜一夜物語』において登場する空飛ぶ絨毯である。『千夜一夜物語』は8世紀頃に中世ペルシャ語からアラビア語に訳された、インド説話の影響の強い一大説話集とされる。その物語の柱はこうである。


●『千夜一夜物語』あらすじ

 シャフリヤール王は妻の不貞を見て女性不信となり、国の若い女性と一夜を過ごしては次々と殺していた。それを止めさせたいと考えた大臣の娘シェヘラザードは、自ら王の元に嫁ぐことにした。シェヘラザードは毎夜、王に興味深い物語を語り、佳境に入った所で「続きはまた明日」と言って話を打ち切った。王は続きの話を聞きたいがために二百数十夜に渡ってシェヘラザードを生かし続け、ついに殺すのを止めさせるというものである。

『千夜一夜物語』には、冒険商人たちをモデルにした架空の人物から、アッバース朝のカリフであるハールーン・アッ=ラシードや、その妃のズバイダのような実在の人物までが登場し、中世のイスラム世界が生き生きと描き出されている


■『千夜一夜物語』の謎の写本とは?

 長い歴史の中で様々な人々が物語に手を加えてきたため、その原型は正確に分からないが、一般的には、ガラン写本の校訂版(1984年)が最良のものと評価されている。というのも、写本には異形が存在し、そのいくらかは偽物だとみなされているからである。これは聖書における状況と似ており、例えば、偽典とされる文書類を含む死海写本は、人類の行く末の予言等、他の写本には見られない記述を含み、極めて貴重なものだが、受け継がれてきた教義との整合性の問題もあるためか、なかなか受け入れられずにきた。

 実は近年、『千夜一夜物語』においても死海写本のように論争を呼ぶ写本が見つかっており、偽物とみなす専門家も多い中、年代分析等が進められているとオーストラリアのライター、アザール・アビディ氏が記事として報告したのである。

 アビディ氏によると、フランス人探検家のアンリ・バック氏がイラン北部アラムートの古城の地下室で保存状態の良好な古代の巻物を発見した。後日、それを調べてみると、13世紀初期にユダヤ人学者アイザック・ベン・シェリラによって書かれた『千夜一夜物語』の写本だったことが分かったというのだ。

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コメント

1:開花神道2016年6月16日 18:08 | 返信

空飛ぶ絨毯って熱気球・アドバルーンみたいなもんなのかな?
原理を知ってれば、動物の皮やら胃か腸なんかを絨毯職人が縫い合わせて、軽くてデッカいもんを作れても不思議じゃ無いかもな。

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