>  >  > 世界最強の毒草ドクウツギを栽培し、味見した結果

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【ヘルドクター・クラレのググっても出ない毒薬の手帳 第8回、ドクウツギ/前編】

 最強の毒草とはなんだろうか?

・致死量の少なさならリシン

 最強の定義を、“致死量の少なさ”だとすれば、ドウゴマを材料とした、マイクログラム単位の摂取でも死に至らせることができるリシンでしょう。しかし、これは経口では毒性は低い点と、食べてそのまま毒死可能といった単純明快な毒性ではない点が「最強」と呼ぶには何か足りない気がします。

・毒性ならトリカブト

 そうなると、トリカブトの“圧倒的毒性”が考えられます。全草に毒が含まれ、現在も誤食事故が絶えない……という点では最強かもしれません。

 といっても、トリカブトの毒は無味無臭ではなく、非常に苦くて焦熱感さえ感じるので、これを使って暗殺しようとしてもバレてしまいます。かの伊達政宗も暗殺未遂に終わったと言われているくらいですから。

 そうなると、無味無臭でおいしそうで、それでいて猛毒という、都合の良い毒草が最強っていうことになりますが、果たしてそんなそものが存在するのでしょうか?

 ……それが、実はあるのです。

その名は、ドクウツギという植物。

Coriaria_japonica.JPG
画像はドクウツギ「Wikipedia」より


■猛毒の危険性から駆除しすぎて絶滅寸前のドクウツギ

 そのあまりの危険性から、かつては駆除対象にもされ、現在も大規模群落が見つかるとニュースになるような植物です。毒草の本には必ず掲載されているものの、気がつけば駆除が過ぎて、絶滅寸前、もはや日本では幻の植物となってさえいます。

 そんなドクウツギについて、今回は伝説から本当の姿までご紹介しようと思います。


●生きた化石と呼ばれるドクウツギ

 まず、ドクウツギという植物の実態から見てみましょう。

 日本ではドクウツギ科、ドクウツギ属、ドクウツギ……と、一種のみ存在します。類似の植物は無く、全く孤立した種で、植物学的には謎の多い存在です。おまけに、猛毒の実をつけるといっても、その果肉は“果実の原型である果実化する花弁”。これは、化石でしか見られないような珍しい特徴で、ドクウツギは言うなれば“生きた化石”とも呼べる存在なのです。

 さらに分布も謎で、チリのごく一部、フランス、イタリアの地中海沿いの一部、ヒマラヤ山脈、ニューギニア、そして日本。いずれも地理的にはまったく縁もゆかりもない点在にもかかわらず、日本とほぼ同じモノが各国に生えています。

 一体なぜなのでしょう? 実はこれ、新生代約6430万年前の大陸の赤道直下の名残ではないかと言われています。当時、上記のエリアはいずれも熱帯地方であり、それが大陸移動と共に各地に散り、現在も細々と生きながらえているという説です。
  
“生きた化石”と呼ばれることがある生物は、限定された環境で細々と生き残っていることが多いのですが、ドクウツギもまた、極めて限られた環境でしか生きられない弱い植物です。

コメント

3:匿名2017年11月 2日 12:04 | 返信

後編ないのですかね?

2:匿名2016年10月11日 09:45 | 返信

後編のリンク死んでる
読みたい

1:匿名2016年6月30日 18:48 | 返信

食べた哺乳類を養分にして育つ。

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