>  > 高学歴のリア充人間でも犯罪を犯す理由とは?

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 東京未来大学こども心理学部長・出口保行教授は、法務省時代、全国の少年鑑別所、刑務所、拘置所において、1万人以上の犯罪者を心理分析してきた経験を持つ。これ以外にも法務省のシンクタンクである法務総合研究所の室長研究官も務め、犯罪心理学の研究活動に従事。同時に、足立区防犯専門アドバイザーを務め、都下ワースト1であった足立区の犯罪件数を減少させることに成功した。犯罪心理学を専門としている出口教授は、ニュース番組で非行や犯罪の解説を行っているほか、日本テレビ「ナカイの窓」、フジテレビ「全力!脱力タイムズ」などのバラエティー番組にもレギュラー出演している。今やメディアで出口教授を目にしない日はないぐらいぐらいだ。今をときめく多彩な犯罪心理学者の出口教授に、犯罪にまつわるここだけの話しを直撃インタビューする。

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出口保行


■震災時特有の犯罪について

――先日、熊本で大地震が起こりました。東日本大震災でもそうだったように、混乱のどさくさに紛れて被災地特有の犯罪が横行します。特に、レイプ事件などの性犯罪が多発すると聞きますね。

出口保行教授、以下出口「性犯罪が起こる背景には、暗いという物理的状況もあるし、助けを呼んでも、なかなか人が来ないということもあります。避難所であっても男性と女性が混在する場所になるので、卑劣な人間は性的ないたずらをすることもあります。しかし、震災時には、避難で留守中になった所を狙った窃盗の方が多発します。金庫ごと持っていく窃盗が多くなるので被害額も増えてしまう。東日本大震災は津波の被害が大きかったから、流されたのか盗まれたのか分からなくて窃盗団にとっては好都合でした。だけど、今回の熊本地震では津波の被害はなかったので、盗まれたことは分かりますから被害届は出しやすい状況なのはいい。だけど、現状は盗み放題なっていることは事実。もうすでに窃盗事件が発生していますからね」


――被災して混乱した状況を利用して、失意のどん底にある被災地を狙って窃盗や空き巣をするなど絶対に許されないことです。

出口「そうです。でもこういう天災系のものって覚悟や準備ができるものではないでしょう? 私たちだって普段、テーブルなど目につく所に、無造作に現金や貴重品を置いてしまうことがあります。そんな時、突然地震が起きたら何もかも放り出して逃げることになる。だから、窃盗団にとっては、これほど盗むのに楽な状況はないんです」


――窃盗団は、日本人ですか? それとも外国人?

出口「以前は外国人も多かったけれど、今は日本人ですね。さすがに被災地で外国人が歩いていたら疑われます。混乱している時期だから、よそ者が入ってきても誰も分からない。ボランティアの人もいっぱい来るから、そういうところに紛れてしまうのも可能でしょう。怪しまれないように、被災地にそぐうような作業服を着たり、腕章をつけたりして入って来るんです」


――窃盗団の実態は何でしょうか? 男女比や年齢層や人数など教えて下さい。

出口窃盗団のネットワークがあるから、連絡を取り合って、地震が起きたらすぐに全国から集まって来ます。盗み専門で、それで生計を立てているやつらだから、刑務所に何十回と入っていて男も女もいます。年齢層は、刑務所に入っているのから見ると、30~50代のバリバリの現役層。実数なんてまったく分からないし、どれくらいグループ数があるかなんてまったく把握しきれない。捕まっても本人たちは、詳しいことは絶対に言いません」


――被災地特有の犯罪のなかには、被災したストレスで犯罪を起こしてしまうという人はいるのでしょうか?

出口「それは、ありません。基本的にPTSD(心的外傷後ストレス障害)になるのが普通です。ストレスが後に心の症状として出て来るいわゆるうつ状態になって来るんです。窃盗などの犯罪というのは、元気がないとできないので

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