イエティ研究に本気で科学者たちが挑んでいる?謎の類人猿はやはりいるのか?
「イエティの学術的研究はかなり昔から行われています。日本でも1954年に東京大学の小川鼎三教授らを中心とした調査隊を送ったのは有名な話です。イエティの頭皮や手のミイラとされるものは現地の寺院に複数存在しており、1960年代から専門家らによる鑑定を受けてきました。小川教授らもイエティの毛とされる標本を持ち帰っており、現在は札幌医科大学に保管されているそうです。是非一度実物を見てみたいですね」
なんと、日本にもイエティの毛の標本があるという。この標本はパンボチェ村の寺院に保管されていた『イエティの頭皮』から採取されたものだそうだが、残念ながら当時の調査では正体は不明だったそうだ。
「かつては顕微鏡による鑑定が主な手段で、日本の標本も東京大学で光学顕微鏡による検査を受けたそうです。現在ではDNA鑑定による調査が主流でしょうね。DNA解析技術の進歩により、ごく少量のサンプルでも遺伝子解析を行うことができるようになりました。2014年にはオックスフォード大学のサイクス氏らによって、イエティやビックフットの毛とされるサンプル57点が解析されています。残念ながら、全てのサンプルがクマやカモシカなどの動物のものでした。ただ、ネパールで採取された標本にホッキョクグマとみられるものが見つかり、新種か雑種の可能性が提示されています。他でも同様な調査は行われているようですが、イエティとされるサンプルに未知の類人猿のものは今のところ見つかっていません」
では、やはりイエティは存在しないのだろうか?
「1~3mもあるような巨大な陸上生物が現代まで未発見というのは、やはり無理があるように思います。でもやっぱり、未知の動物が実在していたら本当に面白いですし、だからこそ今でも研究が続いているのでしょう」
X氏は最後にそう語った。
(吉井いつき)
参考メディア「Mirror」ほか
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