>  >  > 頭蓋骨が背骨から“もげた”子どもが奇跡の生還

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InternalDecapitation_4.jpg
イメージ画像:「Thinkstock」より

 私たちの首は、頭と体をつなぐ中継地点として生命維持に欠かせない重要な部分だが、“ネック”という名の通り、全身のなかで特に無防備な場所でもある。万一ここを損傷すれば、命を落としたり、全身が麻痺する事態も十分に考えられる。ところが米国で、「内部斬首」に喩えられるほど首をひどく損傷した幼児が、手術を受けることなく、後遺症も残らずに完治する見込みなのだという。奇跡的生還の理由とは何か? 詳細についてお伝えしよう。


■ぶらりとした首の中では……「内部斬首」の恐怖

 今月5日、アイダホ州南西部ナンパ郊外で、自動車同士が正面衝突して大破するという大事故が発生した。地元放送局「KBOI」が報じたところによると、当日は暴風雨が吹き荒れる悪天候で、タイヤがスリップしたものと考えられている。事故の目撃者である地元住民リア・ウッドワードさんとジョエルさん夫婦は、すぐにレスキュー隊に出動を要請するとともに現場に駆けつけ、負傷者の救護に当たる。そしてもっとも重い傷を負っていたのが、母親の運転するクルマでネバダ州の自宅へと向かう途中で事故に遭ったキリアン・ゴンザレスくん(4)だった。

InternalDecapitation.jpg
画像は「KBOI」より引用

「子どもの泣き声が聞こえたんです。小さい子が泣き叫んでいたのです」(リアさん)

 クルマのガラスを割り、すぐにキリアンくんを抱え上げると、何かがおかしい。そう、彼は首の切断こそ免れたものの、その内部では頭蓋骨が背骨から“もげて”いたのだ。一見すると頭は胴体とつながっているが、それは首の筋肉でぶら下がっているにすぎず、頭を支えるはずの頚椎は事故の衝撃で完全に脱臼しているのだ。

 このような状態を正式には「外傷性環椎後頭関節脱臼(AOD)」というが、英語圏で「Internal Decapitation(内部斬首)」に喩えられるほどの致命傷だ。それほど頻繁に起きるケースではないものの、ひとたび「内部斬首」に見舞われれば、広範囲に及ぶ手術を受けても生存の確率は1%を切るという、まさに絶望的状況となる。

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