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ファンキー加藤オフィシャルブログより


【本と雑誌のニュースサイトリテラより】
 アンタッチャブル柴田英嗣の元妻とのW不倫騒動を起こしたファンキー加藤。謝罪会見のあと、京セラドームで行われたオリックス対中日戦の始球式と、主演映画『サブイボマスク』の舞台挨拶などで公開謝罪を繰り返すものの騒動について多くを語ることはなかったが、雑誌の対談に登場して騒動について口にした。

 その対談相手は、なぜか『新宿鮫』シリーズでおなじみのハードボイルド作家・大沢在昌。今週月曜6月27日に発売された、「週刊プレイボーイ」2016年7月11日号(集英社)にその模様が掲載されている。

 いったいファンキー加藤は、大沢在昌とどんな言葉を交わすのか、さっそく読んでみたところ、対談は謝罪会見のわずか10日後、6月17日に行われたらしい。記事はまず、騒動の渦中での取材になったことを詫びるファンキー加藤の言葉から始まる。

「このタイミングで対談を受けていただき、本当にありがとうございます」
 
 すると、大沢はいかにも"懐の深いアニキ"といった態度を見せつけるようにこう返した。

「もしかしたら、この話も飛んじゃうんじゃないかと思ったんだけどね。こうしてオレの前に堂々と出てきたということだけで、あなたと対談する意味はあると思うよ」

 優しい先輩のフォローに「いや、それは......」と恐縮して口ごもる加藤。その後、しばらくはファンキー加藤がインタビュアーとなり、ハードボイルド作家・北方謙三とのライバル関係や、11年間まったく売れずにくすぶっていた時代の話の思い出話など、大沢の"オトコ自慢"が続き、このまま何もなく終わるのかと思いきや、対談終了間際、ファンキー加藤がこんな質問をしたことで、場は一転する。

「大沢さんが考えるいい男、本物の男って、どんな男ですか」

 この質問を聞くやいなや、大沢は待ってましたとばかりに、不倫話を蒸し返し、フォローのような説教のような「オトコ論」を熱く語り出すのだった。

「自分に対して嘘をつくような男にはならないことだね。生きていれば恥ずかしいことなんていっぱいあって。加藤さんも最近そういう思いをしたけど、大切なのは、そこで、どう対処したかで。そういう意味でいうと、逃げなかったあなたは立派だったと思う」
「もし、あなたが逃げ回ったり、卑怯な態度を取っていたら、自分で自分を嫌いになったろうし、人生の応援ソングを二度と歌えなくなっていたはずだから。それが、5年後なのか10年後なのかわからないけど、時間差で必ず生きてくる」

 大御所作家の説教に再び恐縮しきりな加藤は、殊勝な態度で「今回のことに関してはそれこそ死ぬほど反省しました」と反省の弁を口にする。というか、立場上、そう返すしかないだろう。

 ところが、その言葉がなぜか大沢兄貴の神経を逆なで。大沢はそれまでには見られなかったような荒々しい口調でキレ始める。

「反省したか、しないかじゃねーよ。そんなの外には見えないんだからさ。マスコミだって10日もすれば忘れちまうし。オレが言ってるのはそんなことじゃなくて、今回のことであなたが何を拾ったかなんだよ」

 加藤ならずとも、いったい何にキレてるのかよくわからない感じだが、なんとなく、ありきたりな反省はする必要はない、ということらしい。

 そして、思いっきりビビらせた後に、大沢は再び諭すような口調で、こうフォローするのだった。

「そう。逃げなかったことで、あなたはもう何かを拾っているんだよ。今はまだそれが見えないだけでね。何年か後に、その拾ったものが、あなたに新しい引き出しをつくってくれるはずだし、ミュージシャン、ファンキー加藤としては、絶対にその引き出しから新しいメッセージを取り出さなきゃいけない。それができたときに、あなたはもっといい男になれるし、本物に近づけるんだと思う」

 最後は「今回、あなたが傷つけた人たちのためにも、そうしなきゃいけない。それが男だろう」と締める大沢、「今の言葉、胸に刻み込んで頑張ります。今日は、本当にありがとうございました」と平身低頭で返す加藤。こうして、対談は大沢の小説と同じくらいの予定調和で終了したのだった。

 それにしても、雑誌メディアにおけるファンキー加藤の初めての懺悔の場所が大沢在昌相手というのは、いったいどういうことなのだろうか。

 実はこの対談、「創刊50周年カウントダウン企画 ファンキー加藤レジェンドたちと語る旅」という連載で企画されたもの。このコーナーではこれまでも天龍源一郎、中村勘九郎、武豊、泉谷しげる、といった「週刊プレイボーイ」誌にゆかりの深い各界の大御所たちが登場している。大沢在昌も、1996年の1月から5月まで「週刊プレイボーイ」で「鮫と飲みあかそう!」と題された人生相談の連載をしていたことから、あらかじめこの対談企画にブッキングされていたらしい。

 しかし、取材の直前になって加藤に不倫スキャンダルが勃発。ただ、いくら騒動があったとはいえ、大御所作家相手では、それをバラすことはできず、対談が強行されたということのようだ。

 もちろん、この話題に触れないで対談を進行させる、という選択肢はあっただろうが、大沢在昌といえば、自らも作家でありながら「大沢オフィス」に宮部みゆき・京極夏彦などの売れっ子を所属させ、マネジメント業にも精を出すなど、なかなか機を見るに敏な人物。このチャンスをみすみす見逃すはずはなく、結局、対談は大沢の"オトコ"アピール、"大物"アピールの格好の場所にされてしまったというわけだ。

 もっとも、ファンキー加藤にとっても大沢からのオトコ説教は願ったり叶ったり、だったのかもしれない。愛人を孕ませておいて自分は妻と別れず、愛人を捨てるという、どう考えてもベッキーやゲスの極み乙女。・川谷絵音よりもゲスな行為をした加藤だが、事後の殊勝な態度が受けて、逆に同情論が集まるという意外な展開になっている。

 その流れからいくと、ヘマをした子分が怖い親分から説教を受けつつフォローされるというこの対談は、さらにいい禊の役割をはたし、ファンキーの好感度回復に寄与したはずだ。

"男"という言葉がやたら飛びかう熱い対談の裏には、意外とふたりの男の冷静な計算が働いていたりするのかもしれない。
(新田 樹)

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