>  >  > 遺体を掘り起こし、肉を剥ぎ取るタイの「洗骨」

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高田胤臣

※2頁目に衝撃的な画を掲載しています。苦手な方は文章のみご覧ください。

――タイ在住歴15年以上のライターが届ける「タイの悲惨な現場」

 タイでは、いまだに呪術師が暗躍しており、まれに「呪いにかけられた」などという話が聞かれる。実際、年に数人の呪術師がまじないのために嬰児の死体を不法に入手し、逮捕されるというニュースも流れるほどだ。


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バンコク郊外にある慈善団体の無縁仏の墓


■無縁仏の墓から掘り出された遺体の足に釘が!

 タイでは、身元不明人などが行き倒れると慈善団体が遺体を引き取り、共同墓地へ埋葬する。そして共同墓地が満杯になると掘り起こされ、骨は各部位に分けて別の場所で保管される。

 これは中国や沖縄、鹿児島などで行われる「洗骨(せんこつ)」に似た儀式で、本来の洗骨は故人が悪霊にならないように掘り起こして骨を洗い、再び埋葬する(そのため、地域によっては改葬とも呼ばれる)ものだ。しかし、タイでは単に墓地のスペースを確保するという理由で洗骨が行われている。掘り起こされた死体は、骨から腐敗した肉が切り取られ、頭蓋骨や大腿骨などの部位ごとに集められ、別の場所で安置されることになる。

 そして、バンコク郊外に位置する、ある団体の共同墓地では24年ぶりに洗骨が行われた。近年は日本の戸籍に相当する住居登録証がオンライン化され、指紋採取で簡単に身元がわかるようになったことで無縁仏の数は減少傾向にある。そのため、今回掘り起こされたすべての死体の肉は土に還り、ほぼ白骨化した状態だった。ボランティアで参加したタイ人たちが次々と白骨体を取り出し、タワシや歯ブラシで擦って、文字通り“洗骨”している。

 しかし、その中で困ったことが起きた。ある白骨体の足に釘が1本刺さっていたのだ。しかも、結界のような糸もぐるりと巻かれている。タイ人は迷信や呪術を信じるタイプなので、呪われるのではないかと誰にも釘を抜く勇気がない。

 するとその後、「これは生前、恋人が死後も一緒にいようというおまじないで刺したのだ」と説明する者が現れ、みな納得してそのままにすることになった。

 しかし、筆者がその後ネットやタイ語の文献に当たり、呪術やおまじないで同様の方法があるのか調べたところ、それを裏づける記述はどこにもなかった。そもそも、行き倒れの人に恋人がいるとも考えづらく、たくさんの疑問が残る。足に刺さった1本の釘が結局なんだったのか、今もわからない。とりあえず、タイ人はときどき適当なことを真顔で言うので気をつけたい。
(文=高田胤臣)

・タイの不思議シリーズはコチラ

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コメント

2:匿名2016年9月 4日 00:43 | 返信

素手で洗うのか…

1:匿名2016年7月25日 16:23 | 返信

『事態は意外な展開へ』って……確かに『意外な展開』だったけど、なにも解決してないことを記事にしなくていいから。笑笑笑

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