「交通事故で絶対に死なない人間」をモデル化した結果がヤバすぎる
「交通事故で絶対に死なない人間」をモデル化した結果がヤバすぎる!複乳、首なし、巨大頭…!
自動車は人間の手には負えない乗り物なのではないだろうか? 自動車の衝突テストでみられるように、法定速度時速60キロで壁に衝突した場合でも、その衝撃は驚くべきものだ。一般に時速60キロでの衝突ダメージは、ビルの5階(地上14メートル)から落ちるのと同じ衝撃だといわれている。このスピードでシートベルトをしていなければ、運転手の体は激しく前方に飛び出しフロントガラスやハンドルに頭部を激しく打ちつけ、車外に放り出される危険性もある。たとえシートベルトをしていてエアバッグが作動したとしても、速度に応じて頭部から胸部にかけてのダメージは避けられず、場合によっては死亡することさえある。衝突事故の場面に限って言えば、自動車は人体に最適化されているとは言えなさそうだ。では逆に、どのような身体ならば、自動車の衝突ダメージに耐えられるのだろうか?
■絶対に死なない「スーパーヒューマン」
7月21日付の「Daily Mail」が、交通事故を生き延びることができる人間の身体とは、どのような特徴をもっているのか探ったオーストラリア・ヴィクトリア州の交通安全キャンペーンでの試みを報じている。
まずは自動車の衝突事故について、今回のプロジェクトに携わった2人の専門家、外傷外科医クリスチャン・ケンフィールド医師と、モナシュ大学の交通安全専門家デイヴィッド・ローガン教授の話を聞いてみよう。
「並外れた筋力がある人でも、自動車事故においては、自分の身体を固定しておくことはできません。衝突の威力はそれほど強大なのです」(ケンフィールド医師)
「衝突によって自動車が急に止まると、それまで自動車が持っていたエネルギーは、その自動車と運転手によって吸収されることになります」(ローガン教授)
「現代では、人間は恐ろしいほどのスピードに晒されています。そして、人間の身体は自動車事故の衝撃を吸収するような生理的機構を備えていません」(ローガン教授)
このように、人間の身体は自動車の衝突事故に耐えられるようにはできていない。当然、人間は自動車に乗るために進化してきたわけではないからだ。だがもし、自動車事故に耐えられるように進化したとしたら、どのような姿になるのだろうか?
そんな想像の実体化が、彫刻家パトリシア・ペッシニーニが作成したスーパーヒューマン「グレアム」である。では、その異様な姿をご覧頂こう。
率直に「気持ち悪い」と思わずにはいらない、SF映画に異星人として登場してもおかしくない姿形だ。しかし、この身体には自動車事故を生き延びるための様々な知恵が詰まっているということなので、その特徴を1つずつみていこう。
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