>  >  > 茨城で相次ぐ地震は平成版「関東大震災」の前兆

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イメージ画像:「Thinkstock」より

 先月27日深夜、茨城県北部を震源とするM5.4、最大震度5弱の地震が起きた。同県では先月17日と20日にもM5クラスの内陸地震が発生。1カ月の間にM5クラスの内陸地震が3回も起きたことになる。気象庁は、27日の地震について「2011年の東日本大震災の余震と考えられる」との公式見解を発表したが、本当に余震で終わるものなのか? 実は、一連の地震が「首都直下地震の前触れ」ではないかと主張する地震学者もいるのだ。今回は、その可能性について検討することにしたい。


■茨城県周辺で地震が起きると超ヤバい!

 気象庁が発表した余震説に対し、ネット上では「本当に単なる余震なのか?」「もっと大規模な地震の前兆ではないか?」といった声が多数上がっているが、地震学者からも同様の指摘があるとすれば、これは無視できないだろう。

 そもそも、政府機関が算出した首都直下地震の発生確率は、M7程度の場合、「30年以内に約70%」という非常に高い確率になっている。元東京大学名誉教授・溝上恵氏(故人)は、関東圏の大地震について「茨城県沖での大型地震は、首都圏直下大地震の引き金となる可能性がある」と常日頃から警告していた。溝上氏は、その仮説をいくつかの論文で主張していたが、その要旨は以下のようなものだ。

1. 茨城県沖では約20年ごとにM7クラスの地震が起きている
2. この地震は茨城県南部の地震と連動する
3. 前記の2つの地震がプレートに影響し、南関東直下地震を誘発する

(週刊朝日 2011年4月29日号


■関東大震災と不気味なシンクロ

 1923年9月1日に、10万人の死者を出した大正関東大震災(大正関東地震、M7.9~8.1)が発生したが、この地震の前兆として、1921年5~6月に茨城県沖でM6~7.3の地震が6回も起きていた(要旨1に該当)。では、現在はどうかというと、まだここ数年はM7級の大きな地震は茨城県沖で発生していない。ところが、現在進行形で多発しているのは、茨城県沖ではなく内陸の地震だ(要旨2に該当)。この2カ月を見ると、茨城県内陸部ではM5クラスの地震が以下の通り計4回起きている。

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