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高橋裕樹

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撮影:編集部

 日本の刑事事件の有罪率の異常な高さは、たびたび映画やドラマで取り上げられることも多いのでご存知の読者も多いだろう。そんななか、今年に入ってからわずか5カ月の間に3回連続で無罪を勝ち取り、現在法曹界で話題沸騰中の“スゴすぎる”弁護士がいることをご存知だろうか。

 最高裁の司法統計では、日本の刑事裁判における有罪率は99.79%とされている。ということは、3回連続無罪の確率は0.21の三乗で約0.009%。ほとんど天文学的な低さである。今回トカナは、この奇跡に近い偉業を達成した高橋裕樹弁護士にインタビューを敢行! 3連続無罪という偉業達成の秘訣や、過去に担当したあの市橋達也受刑者の事件、さらに最近の法曹界の裏側などについて話をうかがった。今まさに向かうところ敵なしの高橋弁護士、その絶好調の秘密とは!?(第1回/全3回)


■3件の事件とも、何かがおかしかった

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画像は「市川船橋法律事務所」より引用

【1つ目の事件:交通事故】

――それではよろしくお願いします。早速、無罪判決を勝ち取った3つの事件の概要についてお聞きしたいのですが、1つ目はどんな事件だったのですか?

高橋裕樹弁護士(以下、高橋)  1つ目は危険運転致死で起訴された事件でした。検察の起訴内容では、一般道で149~180キロの速度で自車線を進行していたところ、反対車線から右折してきた原付自転車と衝突して死なせてしまったという事件でした。人を死なせていることは間違いないのですが、果たして危険運転致死という犯罪が成立するのかということで、一部無罪を獲得しました。

――一般道で149キロって、相当ですよね。

高橋  普通に考えたらあり得ないんですけど、凄惨な事故であったのと、しかも“世界の科捜研様”が調査して算出しているスピードなので、「おかしい」の一言で簡単に引っくり返せるものではないんですよ。ただ常識的な感覚で、149キロも出す訳ないじゃないか、というのがスタートで、専門家に調査を依頼しました。その結果、やはり科捜研の出した速度にはおかしな点があった訳です。

【2つ目の事件:殺人事件】

――続いて、2つ目の事件について教えてください。

高橋  起訴されたのは殺人で、老夫婦のおばあさんがおじいさんの首を電気コードで絞めて殺したという事件でした。こちらは、おじいさんからの承諾があったので殺人罪には当たらない、と主張しました。承諾があった場合には承諾殺人という別の犯罪になるのですが、殺人とはまったく刑が違うんです。被告人本人は承諾があったという前提で犯行に及んでいたので、殺人罪は成立しない訳です。

【3つ目の事件:覚醒剤事件】

――それでは、3つ目の事件について教えてください。

高橋  3つ目は覚醒剤の持ち込み事件です。被疑者はタイ人で、持ち込み方が特殊でした。コーヒーメーカーや浄水器のフィルターのような物の中に覚醒剤が隠されていたんです。本人たちは「何も知らない」と言っていたのですが、検察としては、「それほど価値のないものを運ぶためだけに、わざわざ旅費を渡されるのはおかしい」ということで、本人も覚醒剤の存在を知っていただろうという見立てでした。そこで僕としては、日本の常識で判断してはいけないと主張しました。あと、仕事の依頼者と被疑者のfacebook上でのやりとりが残っていて、それを見ると、本人がこの仕事を犯罪などではなく、あくまで割のいい仕事だと思っていたことが明らかで、弁解とも矛盾しませんでした。裁判では被疑者が覚醒剤の存在を知らなかったということが認められ、無罪になりました。

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コメント

2:匿名2016年8月 8日 11:36 | 返信

見出しがバカで内容が良いと1.5倍増しに良く見えますね。
【1つ目の事件:交通事故】がどうなったのかもう少し詳しくしりたい!
だって、速度違反してたのは事実なんでしょ?
過剰に罪を問われるのも問題ですが、甘くなるのも問題。

1:匿名2016年8月 6日 23:33 | 返信

見出しに一抹の不安を感じたが、思ったよりちゃんとした記事だった。
次回以降にも期待

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