>  > 韓国の都市伝説「香港ババア」とは

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イメージ画像(ZDnet koreaより)

【日刊サイゾーより】

 以前、韓国から来た留学生・リュウ君(仮名、24歳)と話していた時、とある日本の番組の話で盛り上がったことがある。

「僕、『やりすぎ都市伝説』(テレビ東京)っていう番組が大好きなんですよ。あれ、めちゃくちゃ面白くないですか? 韓国人は迷信やウワサ話を信じやすいので、あの手の番組を韓国でやれば、人気が出ると思うんです」

リュウ君によると、韓国の都市伝説には、日本と共通するものが多いという。日本でもおなじみの「口裂け女」や「赤い紙、青い紙」などは、韓国でもポピュラーな都市伝説として語られている。それら2つの話は有名すぎるので詳しい説明は割愛するが、韓国では話の内容が日本のそれと少し変わっている場合もあるそう。例えば、口裂け女の場合、質問への答え方によって、「口を半分だけ切られる」というバリエーションがある。また、日本では精神異常者や犯罪者という文脈で語られているが、韓国では怪物やモンスターという扱いだそうだ。そのほか、日韓で共通して語られている都市伝説としては、「扇風機をつけたまま寝ると死ぬ」などがあるという。

 リュウ君に、韓国オリジナルの都市伝説について聞いてみると、「香港ババア」と「キム・ミンジ怪談」を教えてくれた。

 まず、「香港ババア」の話のあらすじは、次のようなものだ。

 飼い猫を溺愛していた老婆が、香港へ旅行に出かけることになった。しかし、猫を家に置いておくわけにもいかず、バッグの中にこっそり隠して一緒に連れて行こうとしたのだが、乗り合わせた飛行機が不運にも墜落してしまう。その時、一緒に死んだ老婆と猫の魂が融合。その後、“香港ババア”となり、夜な夜な子どもを襲撃するようになった。香港ババアは、数メートルを跳ぶ跳躍力と、獣のようなスピードを誇り、自分の正体を見た子どもたちを殺害してしまうのだそうだ。

 香港ババアの話が生まれた背景には、諸説ある。中でも1980~90年代、ソウルに住む親たちが誘拐事件、人身売買などの凶悪犯罪を避け、また子どもが繁華街の有害な店に出入することを封じる対策として、怪談を流布させたという説が有力となっている。ちなみに80年代には、大韓航空機の墜落事故が相次いでいる。もしかすると、当時の社会情勢が色濃く反映された可能性がある。

 なお、中国では、同じ話が「香港婆婆」として知る人ぞ知る都市伝説となっているそう。

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